講談社とエキサイトに聞いた、週刊モーニング公式アプリ「Dモーニング」の熱いとこ
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エキサイトと講談社がタッグを組んで、2013年5月16日からサービス提供を開始したiPhone/iPad用週刊モーニング公式アプリ「Dモーニング」について、なんか凄いことやってると聞き、なら直接聞いてみよう!ということで講談社に行ってきました。
そしたら、やっぱり凄すぎでした。
週刊モーニングに連載されている「バカボンド」「BILLY BAT」が含まれていないけど、雑誌発売日の当日に同じ内容が直ぐに読めるというのが特徴ですが、毎週漫画雑誌をデジタル配信してるのは、いまのところこれしかないと思います。
新聞では、毎日新聞の「毎日スポニチTAP-i」が毎日配信を行っていて、毎週配信だと「photoJ」がデジタル配信されていますが、発行タイミングが毎日、あるいは毎週となると、デジタル出版物は凄く少なくなります。
そういった状況なんで、たぶん大変なんだろうな〜と思ったいたんですが「楽しく死んでる」とのことで、やっぱり大変そうでした。
週刊誌なんで、毎週週刊モーニングを買うとすると1ヶ月約1300円になりますが、Dモーニングの場合は月額500円と激安!なんで、そんな値段で出来るのかは「社内努力」ということで、それだけでも戦いがあったようです。
聞いて初めて知ったのは、アプリを起動する時にコンテンツダウンロード中に表示されるグラフィックは、実は「ダウンロード連載」というちゃんとした漫画作品だということ!
分る人は相当なマニアだとは思いますが、作家の作品で毎週変わるんだそうです。
Dモーニングは、週刊モーニングと違いカラー版の漫画が入っていたり、中折りレイアウトの影響を受けない見開きレイアウト漫画が見れたりします。
カラー版とモノクロ版では、スクリーントーンの上から配色されているので、手間が尋常じゃない気がします。
ビューワーを開発しているエキサイト側も、ユーザーの声を取り入れて3回もアップデートを行っているそうです。
Dモーニングの電子書籍ビューワーは専用に開発されていて、スライダーを動かす量でページを送る速度を可変させたり出来るようになっています。
また、目次もDモーニング専用に作られていて、アイコンや作品説明などが毎回変わるんだそうです。
週刊モーニングに連載されている漫画で、Dモーニングには非連載漫画もあります。
ただ、逆に、「沈黙の艦隊」復刻連載や、小山宙哉の漫画「ジジジイ」、「山下和美名作読み切り劇場」など、Dモーニングオリジナル作品が掲載されていて、ここでしか読めない漫画もあるのが凄いです。
Dモーニングは、先週号が無料で読めるようになっているので、まず、それを読んでもらいたいと考えているそうで、ぜひ電子書籍を通じて漫画を読んでもらいたいと強くアピールしてました。
なお、月額課金率は15%と非常に高い状況だそうで、ぜひ、他の週刊漫画雑誌媒体も、この市場に参入してくれたらと思っているそうです。
より詳しいインタビュー内容は「Mac Fan 2013年9月号」に掲載される予定です。