Mac isLand:ダイワボウ情報システム初のMacオンリー展示会が開催
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日本の大手IT系ディストリビューターとして知られる「ダイワボウ情報システム」が、2009年1月20日にホテルパシフィック東京にて、一般参加可能なMacだけの展示会「Mac isLand」を開催していました。
販売店の裏側にいるディストリビューターである同社ですが「DISわぁるど」として、積極的に展示会を行なうことで業界では知られていますが、そのダイワボウが、Macだけで展示会を開催したことは、とても意義あることだと思います。
また、アップルは昨年の春頃から、同社と積極的に販売戦略に関して強化を計っているようで「アップルJ、DISが更なる協業目指す商品戦略と販売戦略が相乗効果発揮」の中で詳しく説明がされています。
ダイワボウ情報システムのソリューションエリアでは、XServeを使用した、Mac OS X Server Leopardの「Podcast Producer」デモが行なわれていました。
非常に簡単にPodcast配信が可能である反面、管理画面における複雑な設定方法に関するノウハウと問題点などの説明を受けました。こうしたTipsは、SEのノウハウ的な部分だと思うのですが、惜し気も無く教えてくれるところは、直接エンドユーザーに販売しているわけではないディストリビューターとしての立場だから出来ることなんだろうなと思いました。
マイクロソフトは、Office 2008、マッキントッシュ対応ハードウェア製品などの展示を行っていました。
Mac市場におけるマイクロソフトは、Office 2008などソフトウェア製品中心だと思われがちですが、こうした法人向けの展示会ですと、マイクロソフトの「Office Communications Server 2007」との親和性が向上した「Microsoft Messenger for Mac」などの説明があったりと、Macはビジネス市場でも通用する製品だと知ってもらえると思います。
デザイン向け製品としての展示やセミナーも用意され、セミナーではアドビ システムズが、展示会場では、モリサワ、フォントワークスといったフォントメーカーが出展していました。
ダイワボウは、ハードウェアだけでなく、PCソフトウェアも積極的に売っていこうとしていることが伺えます。
ハードディスク製品メーカーとして、ラシージャパン、ヤノ電器などが出展していました。
ラシージャパンは、ここ最近市場要求が高まっている企業のセキュリティ関連製品として、指紋認証システムを搭載した「LaCie SAFE Mobile Hard Drive with Encryption」や「LaCie d2 SAFE Hard Drive」を展示していました。
この製品は、一度指紋認証設定を行なうと、中身のドライブを取出して他のケースに入れたとしても、暗号化が解除されない仕組みだそうで、セキュアなドライブとして需要が高まっているそうです。
アクセサリーや、メモリーなどの周辺機器メーカーとして認知度が高いプリンストンテクノロジーは、ラックマウント型NAS製品を展示していました。
Intel CPUを採用したマザーボードに、proNAS(Linux)を組み合わせた「SN-2803H-PDC」の実機展示を行なっていて、同社がこうした製品も扱っていたことを初めて知りました。
数多くの展示会取材を行なってきたつもりですが、まだまだ知らない製品があることを知ったしだいです。
パッケージデザインや、製品デザインに至るまで、Macユーザーにも訴求出来る製品を多く販売しているアイ・オー・データ機器は、CEATEC 2008で参考出品していたMac用地デジ対応TVキャプチャBOX「m2TV(GV-MACTV)」を大々的に展示していました。
一見するとWindows向け製品のGV-MVP/HZ2の白い版のように思えますが、外観の質感や白で統一された付属品類だけでなく、添付されているソフトウェアがまったく異なっているそうで、テレビ画像の中に表示されるメニューパネルなど、Macユーザーに喜んでもらえるような遊びが色々入っているそうです。
余談ですが、取材で、Xacti DMX-HD1010を使っていたところ、同社のHDCN-Uシリーズだと、PCを経由せずにダイレクト転送できて、ハードディスクに保存した映像はXactiを介して、ライブラリ機能でハイビジョン映像を大画面テレビ出来ますよと教えてもらいました。
バッファローは、Macユーザー向けデザインを採用したMac対応周辺機器を出し始めていて、最近はDVSM-XL1218IU2/MのFireWire 800接続端子を装備した製品は出さないのか?とか、Mac対応の外付けブルーレイドライブの予定はないのか?とか聞かれるそうです。
USB接続のHDドライブは、価格競争のまっただ中にありますが、安いからといってMacユーザーが積極的に買ってくれるというわけではなく、やはりデザイン製も求められることを十分承知してるそうです。
また、グループ企業のバッファローコクヨサプライも共同出展していて、Macintosh用106キーボード「BKBUAJ106WH2A」や、グッドデザインを多数受賞した「ASシリーズ」などを展示していました。
エレコムは、子会社のロジテック製品を含めて、iPod関連製品や、Mac向けアクセサリー製品などの展示を行なっていました。
ブース担当者の方も言っていましたが、同社がMac向け展示会に出展することは珍しく(ロジテックは積極的だった)、とりあえず、Mac対応製品をかき集めてきた感は否めません。
量販店では、iPod関連製品を中心に、かなりの売場面積を占め始めている同社ですが、一番売れている製品は「EAR DROPS TIARA」だと思いますが、違いますか?と質問したところ、トイザらスを初め、やはりかなり売れている主力製品のようでした。
こうした女性向けイヤホン/ヘッドフォンは、オーディオテクニカの「ATH-FW3シリーズ」、イーサプラズの「PHILIPS|SWAROVSKI」、TUNEWEARの「TUNESONIC crystal」など色々と製品が増えてきているので、市場としては大きいのかもしれません。
展示会が終わって、アップルのダイワボウ部隊の方々と話をしたのですが、「アップルと言えば大塚商会のキャッチフレーズは定着した感があるので、これにダイワボウでもアップルと知られるように頑張っていきます。」と話してました。
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