CEATEC JAPAN 2014:NTTドコモ、iPhone対応モバイルFeliCa ICチップ搭載デバイス「おサイフケータイ ジャケット01」を展示
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CEATEC JAPAN 2014において、NTTドコモが、FeliCa チップを搭載したパナソニックモバイルコミュニケーションズ製ユニット「おサイフケータイ ジャケット01」のデモ展示を行なっていました。
サイズはクレジットカードサイズで、厚さはFeliCaカードリーダ・ライターであった「SONY RC-S390」とホボ同じであり、microUSB で充電するという点も同じです。
1回の充電で約2.5ヶ月利用が可能。デバイスにはバッテリ残量確認用のボタンが付いており、これを押してステータスランプが緑色点灯であればOK。
電池残量不足になるとボタンを押さずともランプが赤点灯を開始。赤点灯によって電池残量不足と表示されてから 約1日で利用不能になるという事でした。
電池が完全になくなると、FeliCa として利用できなくなります。
iOS搭載機においては専用制御アプリ「おサイフ」.appをダウンロードし、起動して、ペアリング画面に入ると近隣の「おサイフケータイ ジャケット01」がリスト表示されます。
その中で、自身が使用する「おサイフケータイ ジャケット01」と Bluetoothペアリングします。
「おサイフ」.appに利用可能な FeliCa 各種サービスが表示され、FeliCa 各種サービスのアカウントを登録し、「おサイフケータイ ジャケット01」にサービスを書き込んで利用することと成ります。
「おサイフケータイ ジャケット01」は同時には1台のデバイスとのペアリングのみが可能であり、マルチペアリングは不可。
複数のデバイスとペアリングする場合には Bluetooth接続を切断した上で、新規デバイスとペアリングをする事になります。
FeliCaサービスの情報は「おサイフケータイ ジャケット01」に書き込まれますので、同一FeliCa サービスについて複数カード情報を書き込むという事は「プログラミング次第では出来ないことは無いが、それはサービス提供者次第。ちなみに、そのような運用を可能にしているサービスは聞いた事が無い」という事でした。
モバイルSuica への対応については、「繰り返し聞かれることであり、非常にニーズが高い事は (NTT DoCoMo と JR東日本 の) 双方共に痛いほど認識している。当然、対応に向けて作業は進めている。」という状態であり「まだ発表できる段階では無い事を理解して欲しい」という説明でした。
ヒントとして「Android も NFC 対応機種など、対応可能なデバイスが出荷開始されてから モバイルSuica が対応するまで 1年を要した」ように、新デバイスへの対応には速度などの信頼性を確保するために時間が必要であるものの、「Android での経験なども有るので、今回は そこ (1年) までの時間は掛からないハズ」というように作業は着実に進めている事が伺えました。
撮影は禁止されましたが、デモ用iPhone にインストールされているアプリケーション起動用のプロファイルは2014年05月頃に署名されていましたので、結構長い期間を掛けて準備してきたものと推測されます。