イーフロンティア「Shade 10.5」製品説明会
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イーフロンティアが、特別に「Shade 10.5」の製品説明会を開いてくれました。
Windows版が先行して64bit対応していましたが、Mac OS X版もShade 10.5でフル64bit対応(Intel Mac)したそうです。広大なメモリー領域を使用出来ることで、これまで以上の大きなデータでの制作が可能になっているそうです。
Shade 11とも呼べるほど機能や操作部分が変わっているそうですが、アップグレードポリシーが2つ前のバージョンまでにShade 11から変わるため、全てのShadeユーザーにアップグレードしてもらう機会を設けることにより「Shade 10.5」というバージョンでリリースすることになったそうです。
新機能として、レンダリングイメージを後から編集しやすい「マルチパスレンダリング」(Professional/Standard)を搭載したそうで、これによりPhotoshop等で編集する上で、非常に快適な作業環境を実現したそうです。
マルチパスレンダリングは、CINEMA 4D、Maya等ではすでに搭載されている機能で、Adobe Photoshop、Adobe After Effects、Final Cut Pro、Combustion、Shake等で、レイヤー形式で合成作業等が行なわれていましたが、ようやくShadeでも可能になったということになります。
もう一つ大きな新機能は、「スナップ」と「作業平面」で、任意のポリゴン面を基準とするローカルの作業平面を簡単な操作で作成でき、その作業平面上でモデリング作業を行うことで容易に意図する面上に形状を作成することができるそうです。
今回のバージョンから、網点の級数を指定することが出来るカラーハーフトンのレンダリングが可能になり、表現手法が増えたといえます。
トゥーンレンダリングで描かれている輪郭の部分だけを書き出せるようになり、後から彩色するさいの作業効率が上がっているそうです。
対応フォーマットの強化として、マルチパスレンダリングを搭載したことによって、建築パースのデファクトスタンダードとなっている「Piranesi」(EPix)出力に対応しているそうです。
また、ゲームメーカーが使い始めて、PhotoshopやGoogle Earthなども対応し始めていることで、標準になりつつある「COLLADA」出力にも対応しているそうです。
2008年10月に、3D制作者が作品を発表する場所として「artist side」をオープンし、投稿作品へのライセンス設定をかけて公開することができ、公開レベルも変えられる機能などが装備されているそうです。
また、テクスチャーや設定などの素材データの投稿もすることが出来るそうです。
現在の参加者は約2,000名ほどで、主に日本人の人が多いそうですが、海外から参加されている方もいるそうです。
先のアップグレードポリシーが次期バージョンのShade 11から変わることで、アップグレードを広く案内しないという意味合いで、久々にアップグレードパッケージが店頭でも販売されるそうです。
ユーザー登録者に届くアップグレード案内でアップグレードを申し込んだ場合に届くアップグレードキットは簡易パッケージとなりますが、店頭に並ぶアップグレードパッケージは、通常の製品パッケージとなるので、パッケージフェチの方は、店頭で購入するのが良いと思います。
Shade 10.5 Basicユーザー向けの情報として、ShadeはCoCoaアプリケーションなので、iPhoto '09で管理されている画像を、ドラッグ&ドロップで貼り込むことが出来るのが特長で、こうしたドラッグ&ドロップで、直感的に作業できる3Dアプリケーションは最近珍しいそうです。