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PAGE 2009:モリサワ、Adobe AIRについて説明

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モリサワ

モリサワ

PAGE 2009で、モリサワがブース出展していました。

同社は、PAGE 2009に合わせるかたちで、ユニバーサルデザインの考えに基づいたフォントを開発中であることを表明し、キーワードとなる「文字の形がわかりやすい形状」「読み間違えにくい形状」「文書が読みやすい形状」の3つの点において、現在開発中の、ゴシック体・丸ゴシック体を用いながら説明を行なっていました。


「お・も・て・な・し」

「お・も・て・な・し」

同社は、毎年、非常に凝ったノベルティをアンケート回答者に配っているのですが、今回は「お・も・て・な・し」の文字を一文字ずつあしらったコースターを配っていました。


Adobe AIR

Adobe AIR

以前のエントリー「Adobe MAX Japan 2009:Flash Player10の新テキストエンジン"Text Layout Framework"フル活用tips」で明らかになったText Layout Frameworkを使った「Adobe AIR」では、アプリケーション内にフォントを持つことが出来るようになります。

アドビ システムズが事例として紹介したニューヨークタイムズのAdobe AIRアプリ「IHTニュースリーダー」は、自前のフォントを持っているから可能なのですが、では、自前のフォントを持たない場合、どのようなライセンスで可能になるのか、モリサワの専務取締役 営業本部長の森澤彰彦氏に直聞きしてみました。

同社には、Webアプリケーションなど、ネットワーク経由でクライアントから利用することが出来るMac OS X Server用フォントライセンスがあります。

また、Safariなどのインターネットブラウザ上で動作し、OS内にあるフォントを利用する形のFlashデータの場合は問題は無く、Flashデータにテキスト選択出来ない状態(デザイン形態)で使われているフォントの場合、目くじらを立てることはないと説明した上で、Adobe AIRは、考えようによっては、OS内にフォントファイルが無くても、様々なフォントを丸ごと入れることも可能とも思え、そうなると、そのAdobe AIRアプリさえ手に入れてしまえば、OSにインストールするフォント無しに年賀状ソフトなどが作れることになり、そうなると、フォントビジネスとして成り立たないことになってしまうと説明していました。

こうしたアプリケーション内にフォントを持てる、従来は無かった新しい利用要求に対して、どのようなライセンスを提供してゆくのが良いのか考えなければならないことは理解していて、アドビ システムズ、アプリケーション開発メーカーなどと協議してゆく必要があると説明していました。

現時点では、現状のライセンス形式全て、Adobe AIR内にフォントを入れることは許諾違反となるそうです。


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