PAGE 2009:電塾「デジタルスタジオ特別展示」ブース
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PAGE 2009において、電塾が、「デジタルスタジオ特別展示」を行なっていました。
これは、普段スタジオでどのように撮影を行っているのかを実際に見てもらうためのブースで、そのワークフローを見て、色々と学んでもらいたいという趣旨でデモが行なわれていました。
ちょうどブースに寄ったら、日本広告写真家協会の理事をされてるBOCO塚本氏と、アップルの「イメージングの世界を拡げる Mac OS X」でも紹介されている、エヌ・フォトの永嶋サトシ氏の2人によるスタジオ撮影デモが行なわれていました。
中国留学生の方をモデルにして撮影が進められました。最初は、コダック グラフィック コミュニケーションズの3,330万画素プロフェッショナル向け中判デジタルカメラシステム「Leaf AFi 75」と、ワイドトレードが販売する「TOKISTAR e-Light m200」を2灯使って行なわれました。
まず最初に、セコニックの露出計「デジタルマスターL-758シリーズ」で、ストロボを発光して露出を計測する手順が紹介されました。
見学者に見やすいように、パナソニックの103インチプラズマディスプレイ「TH-103PF10K」をモニター代わりにして説明が行なわれました。
最初は、ソフトボックスを使用しないで、正面からストロボを発光した撮影が行なわれ、それを、専用のキャプチャーソフト「Leaf Capture 11」で開いた画像の説明が行なわれました。
必要なのはグレーの部分だけで、カラーチャートを当てて撮影を行い、再びLeaf Capture 11に戻ります。Photoshopにもあるスポイトツールと同等な機能がありますが、Leaf Capture 11のスポイトツールは、グレーをピックアップするだけです。とりあえず、カラーチャートのグレーの部分を拾うと、色が自然な色合いに調整されます。
こうした信頼の出来るカラーチャートを使用して、グレーを拾って色がおかしいカメラは買換えて下さいと説明してました。
なお、コンパクトデジカメ用として、銀一の「らく写カード」という便利グッズもあります。
また、Leafカメラの特長として、Leaf Capture 11のホワイトバランス設定がカメラ側に送られるため、後の編集作業がとても軽減されると説明していました。
モデルの背景に、しっかりとした黒い影が出来てしまっているので、今度は、上からソフトボックスを使ったフラッシュ撮影を行い、その効果の違いを説明していました。
明らかに効果は絶大ですが、鼻の下や顎の部分に影が出来てしまっているので、さらに下からのソフトボックスを使ったフラッシュを追加し、ライトが追加されたので、光の量が変わるため、再び露出を計測しなおし、そして撮影した結果を紹介していました。
正面ソフトボックス無しフラッシュ撮影、ソフトボックス有り1灯撮影、ソフトボックス有り2灯撮影の比較を行ない、ソフトボックス有り2灯撮影だと美肌撮影が出来ると紹介していました。
さらに、モデルの後ろに、軽めのライトを当てることで、立体感が出る写真(左側)が出来上がると説明していました。
次に、カメラをニコンのD3Xと、Adobe Brige CS4を使い、同じ撮影を行った場合のワークフローの違いを説明していました。
D3Xは、撮影結果を元にしたホワイトバランス設定を本体に保存することが出来ないので、Adobe Brige CS4のCamera Rawで「新規 Camera Raw 初期設定にする」を選択し、ホワイトバランス設定を保持させる方法が紹介されていました。