Mac isLand:シスコシステムズ
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日本の大手IT系ディストリビューターとして知られる「ダイワボウ情報システム」が、2009年2月10日にANAクラウンプラザホテル大阪にて、一般参加可能な展示会「DISセレクション 2009 & Mac isLand」で、シスコシステムズが、同社の製品を積み込んだ稼働デモンストレーション車「CISCOバス」を展示されてました。
このCISCOバスは、日本に1台しかないそうですが、思いっきりダイワボウのロゴDiSが入っています。
フォードのキャンピングカーを改造した車で、後側に機材が多く置かれているため、重量バランスを考慮して、燃料タンク位置などかなり改造されてるみたいです。
バスの中は、デモ用の機材が、お店の展示かのように配置されていて、移動する大規模ネットワークシステムといった感じでした。
このバスは、日本全国行ってるらしいのですが、普通では見られない貴重な体験をさせてもらいました。
会場に戻って、CISCO製品についての説明を受けました。まず、Wi-Fi 802.11n ドラフト 2.0 標準に準拠した、業界初のエンタープライズ レベルのアクセスポイント「Cisco Aironet 1250 シリーズ」ですが、Wi-Fi 802.11n ドラフト 2.0の仕様には、非常に多くのオプションが用意されていて、どのレベルの仕様を満たしているか分からず、家庭用機とビジネス用機とではかなり性能差があるそうです。
セキュリティ1つとっても、ワイヤレス LAN コントローラを組み合わせることで、Wi-Fi環境下にあるマシンが、別のネットワークに接続したことを検知・遮断したり、複数のアクセスポイントを使用している環境で、1つが停止した場合、自動的に出力範囲を拡げて利用エリアをカバーしたり、ゲスト用のアカウントを発行したり出来るそうです。
また、IEEE 802.11n接続に対応したクライアントマシンが無いとしても、IEEE 802.11g/bの上位規格であるIEEE 802.11n対応無線LANルーターの方が、電波が安定し、速度アップするのでお薦めなんだそうです。
アップルは、IEEE 802.11nドラフト規格準拠のAirMac Extreme対応製品を発売していますが、CISCOから見て、MacBook (13-inch Aluminum Late 2008)、MacBook Pro (Late 2008)が、初めて実測値130Mbpsを確認出来た機種になるそうで、これは買い!だと力説されてました。なお、それ以前のAirMac Extreme対応製品では、残念ながら性能は発揮出来ていないそうです。
同社の小型適応型セキュリティアプライアンス「Cisco ASA5505」を使用し、iPhoneに標準搭載されているCisco VPN Clientからの接続を実際に見せてもらいました。
VPN接続を確立して、iPod touch (2nd generation)の画面に、東京オフィスのWindowsデスクトップ環境が表示されるまで数秒でした。
このサービスは、CISCOのセキュリティアプライアンスが導入されていれば直ぐに使用出来るそうで、新たになにかを構築する必要がないため、非常にiPhone 3G/iPod touchの導入が進んでいるそうです。
次に、Web会議・テレビ会議(TV会議)・ビデオ会議・オンラインミーティングサービス「WebEx」についてですが、App Storeからクライアント「Cisco WebEx Meeting Center」が先行リリースしていましたが、2月初旬にサーバー側も対応したそうで、実際のデモを見せるのは初めてだそうです。
パソコンのWebEx Meeting Centerから、参加するクライアントを呼出します。VoIP通話が可能なため、iPhone 3Gの場合は、呼出しの電話が鳴ります。
アプリを立ち上げると、WebEx Meeting Centerで共有されている画面情報が表示されます。Wi-Fi環境以外に3G環境下でも表示されますが、そのまま画面データを共有するとかなり厳しいと思ったのですが、WebExは、プレゼンデーターをサーバー上にアップして、そのデーターを共有して使うのが基本だそうで、この場合だと、3G接続環境下でもちょっと遅いかぐらいで表示されるようになります。
また、プレゼンが行われている間に、チャットによる会話もすることが可能になっていました。
導入コストですが、WebEx Meeting Centerは月額制42,635円(5ネームド ホスト)で、25,000分のVoIP通話料金が含まれ、1ホストあたりの会議最大参加者数25人だそうです。
IPテレフォンソリューション「ユニファイド コミュニケーション」の説明を受けました。
Cisco Unified Communications 500 シリーズと、IP テレフォニー端末を使って、無人受付や、全ての従業員に対して、一貫性のあるコミュニケーションサービスが提供出来るそうです。
回線も通常のLAN回線上に加えるだけで済むので、ビジネス用途にはかなり向いている気がします。
なお、ソフトウェア ベースの「Cisco IP Communicator」のMac版もあるらしいのですが、現物を確認することは出来ませんでした。