CES2015:Panasonic Avionics、飛行機内エンターテインメントシステムの新レイアウトを提案
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CES2015において「Xシリーズ」と呼ばれる飛行機内エンターテインメントシステムを開発している Panasonic Avionicsが、Android ベースの新モデルを発表すると共にエンターテインメントシステムの新レイアウト提案を行っていました。
まずタッチ可能なディスプレイが大型化され、ディスプレイの両側にLED の小さなステータスランプが付きます。
このランプは発光色を変更可能であり、CAさんの呼び出しや、特別食オーダなどの特別な対応を必要とする人のシートで発光させることで視認性の高いマークとなります。
なお、ディスプレイの制御は Android OS で行っていますが、各種アプリのインストールなどは禁止されているカスタムバージョンとなっています。航空会社によるカスタマイズ性を向上させつつ、安価に安定して動作するシステムとして Android が利用されています。
茶色の革製のベルトが付いている部分は伸縮可能なバントとなっており、iPhone などの携帯電話を挟みこんで固定することが可能になっています。このベルトの近くに用意されているのが USB2ポートとHDMIポート、読書灯。USBポートは現行システムの「eX2」では 1A しか供電されませんが、新モデルでは 2.4A 供電となるので iPad の充電も可能になります。
iOS端末の場合には Lightning コネクタで接続することでiOS端末内の映像データをシート前のディスプレイに表示が可能ですが、Android 端末の場合には HDMI端子とケーブルで接続する事で表示が可能になります。
デスクが半分のサイズのモデルでは、デスクを引き出した後のスペースに iPad のようなタブレットを挟み込むことも可能になっています。
AC電源はシートの下。各国の電源アダプタを変換せずに差し込めるユニバーサルデザインとなっています。
今回発表された新レイアウトはこれまでシートと天井に分かれていた各種システムを、エンターテインメントシステムを中心をしたシートに全て集約させるもの。
非常に野心的なプロジェクトですが、これが実現した場合には飛行機体の配線が簡略化されるなどのメリットも生まれます。
なお、発表された機材は Panasonic Avionicsとしての提案機材であり、飛行機体に搭載される際には各航空会社によって採用シートに合わせた組み合わせカスタマイズが行われるのが一般的です。
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