Photoshop 25周年記念イベントで、伝説のフォトショッパー遠藤悦郎氏にPhotoshop話しを聞く
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。
アドビシステムズが、Photoshop 25周年を記念して「INSIDE PHOTOSHOP - Photoshop 25th Anniversary Exhibition -」を期間限定展示すると発表し、Photoshopの生みの親トーマス・ノール氏トークイベントを開催し、フィンランド在住の遠藤悦郎氏が、通訳として来日してました。
遠藤氏は、Photoshopの伝道師ラッセル・ブラウン氏が来日した時も、毎回通訳をされてます。
私にとって、トーマス・ノール氏は、絵筆を作った道具師でしかなく、遠藤悦郎氏は、1993年発行の「アドビ・フォトショップ日本語版A to Z」によって、魔法の道具として使える技を教えてくれた伝説のフォトショッパーと勝手に思ってる方です。
おそらく、今、Photoshopをバリバリに使いこなしていて、講演をされている方の多くは、遠藤氏の本はバイブルだったはずだと思います。
現在、Fusionspark MediaのCEO、Russell Sparkman氏が、名古屋の一社在住の頃、そこに自分のMacを持ち込んで共同執筆した「Abobe Photoshop AtoZ 3」を最後に、遠藤マジックをみることは出来なくなってしまいました。
Adobeスタッフから、写真の中央にある大きな木をコンじって欲しいと言われた遠藤氏は、ほぼ無茶ぶりに近い形で作業を始めることになり、それが偶然、遠藤マジックを見せてもらうことになったわけです。
また、初期のPhotoshopの日本語ローカライズにも深く関わっていた遠藤氏は、もう1人の八木氏と一緒に日本語ローカライズの苦労話しも色々と聞かせてくれました。
Photoshop 1.0のメニューパレットは、当時の9インチ画面のMacintoshに納まる長さで作られていて、英語表記部分を日本語に置き換える際「メニュー...」といった後半省略されないで、日本人に理解される置き換え表現を考えるのが大変だったそうです。
Adobe Camera Rawチームと一緒に並ぶ遠藤氏は、トーマス・ノール氏が生んだPhotoshopを、日本人が仕事で使える技を理解出来るように教えてくれた人物として注目すべきだと思います。
ていうか、Photoshop 25周年記念で、25年経過しても、いまだに使える遠藤スーパーテクニックを生で見せてもらえるセッションをやって欲しかったと思ってます。