大和グランドが導入した水なしLED-UVオフセット印刷機「SAT SYSTEM」印刷サンプルをチェック
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第37回DTPの勉強部屋で、ミノグループとリョービMHIグラフィックテクノロジーによって共同開発された水なしLED-UVオフセット機「SAT SYSTEM」の初号機を稼働させている大和グランドが、印刷サンプルを展示してました。
A全判オフセット印刷機「920シリーズ」をベースに、毎時16,200枚の高速印刷性能を毎時500〜8,000枚という低速印刷にするという逆転の発想で、スクリーン印刷、オフセット印刷、水なし印刷、LED-UV印刷という4方式の印刷技術を融合した印刷を可能にしているそうです。
インキ皮膜が厚いので隠蔽性があり、耐候性や耐久性に優れているスクリーン印刷に、短納期・大量生産に強く、画像の再現性が高く高品位印刷という点で優位性をもつオフセット印刷を融合し、三次元形状の自動車内装材や家電部品等の製造方法の一つであるインモールド成型のためのスクリーン印刷物をオフセット印刷機で可能にしています。
サンプルの中に、ゲームコントローラーがあり、ゲームコントローラーのトップパーツの表面にSAT SYSTEM印刷物を成形したものが使用されていました。
耐久性を求められるこうした製品でも、高品質なカスタム製品を大量製造することが可能になるそうです。
また、1枚の印刷物に緑のインクを使用して、見る方向によって、畳縁のような見え方と、格子のような見え方を変化する印刷物サンプルもありました。
この印刷は、色々なアクセサリー用途に利用出来そうな気がします。