日本マイクロソフト、Office 2016 リリース記念、記者発表会を開催
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。
日本マイクロソフトが「Office 2016」シリーズのリリースを記念して、記者発表会を開催しました。
Office 2016 for Macは OS X に向けては 5年ぶりとなるアップデートとなり、Windows 向けの同時リリースとなります。
Windows 向けとの同時リリースということで、OS X における「フルスクリーン」などの新機能を取り込みつつも、Officeプラットホームとしての共通した UI を持ち、またクラウドサービスとの統合も行われています。
さて、その Office 2016 for Mac を構成するアプリ群ですが、成熟したアプリでありながらも、生産性を高めるために細かな改良が数多く行なわれています。
まずは、文章作成ツールから共同編集ツールへの進化した WORD 2016 for Mac について。
WORD 2016 for Macの共同編集において各編集者が付けたコメントは、スレッド形式にて表示されるようになります。この改良によって履歴を追いやすく、また視認性も向上します。
Excel 2016 for Macにおいてはデータのビジュアル化作業の効率化が図られ、 [おすすめグラフ] コマンドが搭載されました。
この機能は、グラフ作成対象範囲のデータを Excel が分析し、データに応じてビジュアル化をサポートする機能になっています。
この機能を用いることで全自動で「二軸グラフ」を簡単に作れるなど、データ作成の自由度が著しく向上します。
PowerPoint 2016 for Macにおいてはアニメーションの管理、編集画面が付いただけでなく、プレゼンテーションの話者画面についても全体像と話の流れが見やすいように改善が行なわれました。
このようなアップデートの含まれるOffice 2016 for Macは、Office365契約者 へは 2015年09月23日から提供開始されており、続けて2015年09月30日に一般向け、ビジネス向けボリュームライセンスに向けて2015年10月01日にリリースされます。
なお、Office365 に付属するOneDriveの利用権については 1TB のまま変化なし。
「容量無制限を目指す」方向については現在も変わりありませんが、現状では 1TB となります。
Business 系契約に付随するOneDrive for Businessについても、容量無制限を目指す方向のまま変化なし。
なお、近日中にセキュリティの分野に関する機能追加などの「非常に大きな発表を控えている」ものの、その詳細については時期が来たら改めてお知らせするという発表に留まりました。
また、Office 2016 の発表に合わせて10.1インチ以下のスクリーンデバイスに対する「Office Mobile」も発表されましたが、iOS に対する対応については iPad Pro も含めて「一般利用については iTunes App Store から無償ダウンロード。商用利用をする場合には Office 365 の契約が必要」という現在と同じ対応になるということでした。
関連エントリー
・日本マイクロソフト「Office 2016 for Mac」永続ライセンス版を発売開始
・日本マイクロソフト「Office 2016 for Mac」のコンセプトを含めた製品説明レポート