PFUが、写真アルバムの台紙上にある写真を、透明保護シートを剥がすことなく簡単にデジタル化可能なスマートアクセサリー「Omoidori」を6月下旬から発売すると発表しています。

Omoidori は、iPhoneをセットし、iPhoneアプリ「Omoidori」を使用することで、大切な写真を傷つけず、反射することもなく、手軽にデジタル化できる、ワンタッチスキャナです。

Omoidoriは、iPhone 6s、iPhone 6のサイズまで利用可能で、iPhone SE、iPhone 5s、iPhone 5で利用する場合は、スペーサーをセットすることで利用可能です。

なお、LEDフラッシュを駆動させるために、、単4電池が2本必要（テスト用同梱）になります。

古い写真アルバムの場合、透明保護シートを剥がして、台紙上にある写真を取ろうとする場合、吸着して上手く取れないことがあります。

また、フィルムの上から撮影すると、フィルムに光りが反射して上手く撮影することが難しいです。

台紙上にある写真に、フィルムの上からOmoidoriをセットし、専用アプリで撮影すると、Omoidori内にあるLEDフラッシュが左右交互に点灯します。

撮影された２枚の写真を合成することで、反射の無いデジタル写真として撮影することが出来ます。

Omoidoriは、ただL判写真をデジタル化するだけでなく、写真上にある日付を認識し、デジタル写真のExif情報として付加することが可能です。

iOSの写真Appのコレクションで、撮影された日付で管理することが出来ます。

L判サイズ（89×127mm）を超えた写真の場合、最大2L判（127×178mm）までの写真を半分ずつスキャンし、それを１枚の画像として合成することで保存することが可能となっています。

アメリカなどの場合「KGサイズ」 (102mm×152mm）が多いですが、このWスキャン機能を利用すればデジタル化可能です。

写真のサイズに合わせて自動トリミングしたり、写真の顔を認識し、顔の向きを自動で検出して写真を回転させて保存することも可能です。

顔の大きさによっては認識されない場合もありますが、大量の写真をスキャンする場合、後で回転修正する手間が省けます。

元写真の顔の目が赤目に写っていた場合、スキャンする過程で赤目補正することも可能です。

デジタル化された写真の方がきれいに仕上がります。

富士フイルムイメージングシステムズの「プリントサービス」にオンライン注文することで、新たな写真アルバムを印刷して手に入れることも可能となっています。

オプション品として、アルバムがたわんでしまっている場合、たわんだ写真の上から押してきれいにスキャンすることができる「フォトプレッサー」が発売されます。

このフォトプレッサーは、Omoidoriの底にマグネット吸着する仕組みとなっています。

PFUダイレクトで予約した方限定で、Omoidori をしまったり、持ち運ぶのに最適なケース「OmoidoriケースSpecial Edition」がプレゼントされます。

このケースは、初回1,000個限定だそうです。

発表会場では、バッファローの「おもいでばこ」を使用し、Omoidoriでスキャンした写真を、テレビに表示しながら家族で楽しむといった使用方法などの提案も行われていました。