Netatmo、屋外型スマート防犯カメラ「Presence」を日本でも発表
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フランスNetatmo社による屋外型防犯カメラ「Presence」の発表が行われました。
Netatmo社は「スマート ヒーター」「スマート 環境」「スマート セキュリティ」の3分野について開発を集中しており、日本においては「スマート 環境」を実現する「ウェザーステーション」シリーズ、「スマート セキュリティ」を実現する「welcome」などを展開しています。
「スマート ヒーター」に関わる製品「サーモスタット」及び、「radiator valves」は日本では展開されていませんが、これらの商品は欧米の温水による暖房環境で利用することを前提に設計されており、エアコンのように温風による暖房環境が一般的な日本には適さないという理由から、現時点では日本市場に投入する予定が一切ないという事でした。
さて、今回発表が行われた屋外型防犯カメラ「Presence」は、スマート セキュリティ分野の新製品です。
これまで自宅内に設置して人の顔を認識する「welcome」を販売していましたが、「Presence」は平均126件/日という頻度で発生している空き巣被害を軽減するように屋外の人・動物・車の形状を認識する形状認識カメラとなります。
形状で認識するために、Presence には welcome のようなフェイスキャッチと、人物識別の機能は有りません。
認識した形状は、それが人・動物・車の何れであるか自動的に分析された上で、それを識別した時に起すべきアクションとして設定されている内容を実行します。
屋外での利用に耐えられるようにPresenceは防水設計となっているだけでなく、赤外線投光機能によって深夜の暗がりでも形状を認識できるようになっています。自然光や赤外線によって人・動物・車を認識した際には、設定に応じてPresenceに搭載されているライトを点灯させたり、通知を発報させることが出来ます。
Presence の認識可能距離は 20m。この距離は一般利用には充分な広さがあると考えられますが、逆に日本においては外の通りまでを検知してしまい通行人を認識して誤通知を数多く出してしまう事が考えられるので「監視エリア」を設定して特定領域だけを検知するようにできます。
このように Presence が人・動物・車を認識すると、その事は iOS で稼働する専用アプリに通知され、その上で撮影されたデータは本体に挿入されたSDカードに保存されます。設定によっては SDカード に保存された画像を DropBox や FTPサーバへ画像をアップロードさせる事も可能です。
なお、SDカードに保存されたデータは設定した Presence とペアリングされていますので、他の Presence などの機器では読み取ることは出来ずにプライバシーが強力に保護されます。
屋外での監視に最適化された Presence は 2016年12月1日よりヨドバシカメラやビックカメラなどの主要家電量販店で消費税込み 39,700円 にて販売されます。
今後のロードマップとしては 2017年に入って直ぐのタイミングで Apple HomeKit に対応するアップデートが行われる予定となっており、このアップデートのリリースによって新規販路での取り扱いが行われる可能性があります。なお、アップデートは今後も無償で行われる予定となっており、例えば人・動物・車それぞれ100万枚の画像を分析して作成されている認識AIのアップデートなどが定期的に行われる事になっています。