エムアイセブンジャパン、Apple Storeワークショップ「ミュージシャンのためのROLI BLOCKS」を開催
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エムアイセブンジャパンが、Apple Storeにおいて、ワークショップ「ミュージシャンのためのROLI BLOCKS」を開催しました。
ROLIの革新的なモジュラー・ミュージック・スタジオ「ROLI Lightpad Block」を紹介するワークショップで、Feature Bayでもピックアップされている製品です。
なお、当初の予定ではワークショップでしたが、トークが盛り上がったためにワークショップの時間が無くなり、結果としてはトークセッションとなっています。
ROLI社は2009年にイギリスで誕生したスタートアップ。アーコスティックな音もデジタル楽器で出せる新しいデバイスの開発に挑戦しており、2012年に全部手作りという状態で「ROLI Seaboard」をリリース。
その後、着実に製品の進化を続け、2015年09月には店頭販売を始められる所までに成長して来ました。
この「ROLI Seaboard」はピアノを基にしてはいますが、白鍵も黒鍵も無く、表面は1枚のシリコン製ボードだけ。ピアノのような鍵のこれだけで、叩く場所によって音が変わるピアノのような表現も、吹き込む強さを変える事で音を変えられるサックスのような表現も可能にしています。
ROLI Seaboardで演奏のために使う表現は、(叩く)「速さ」、指の「左右」の揺れ、「上下」の移動、キーを「押し込む」、「離す」の5つ。このようにピアノ実機では検知できないような動きも、デジタルデバイスの「Seaboard」であれば検知ができ、それによって新しい音も作れるようになっています。
この特徴は新しい表現方法としてプロのミュージシャンにも評価され、例えばスティービー・ワンダー氏なども利用しています。
このようにSeaboardを開発、販売してきた ROLI社ですが、「Music is Universally Language」音楽は全世界の人が理解できる1つの言語であると考えており、そのことから「Seaboardを使うためにはピアノの基礎的な知識が無いとダメだから、もっと自由になれるデバイスが必要」と考えて開発したのが「ROLI Lightpad Block」という事でした。
BLOCKSの中心となる「ROLI Lightpad Block」は一面にLEDが埋め込まれた10cm四方のデバイスで、LEDによって音が出る部分が光り、光っている部分をタッチするだけで演奏できるというデバイスになります。
気軽に演奏できるようにバッテリが内蔵されており、また iOSデバイスなどとの通信も Bluetooth で行えるようになっています。
Bluetooth を用いていても「通信量は非常に少ない」ために遅延は 数msという「人間では感知できないレベル」に収まっています。
なお、「Blueooth Audio は様々な処理、通信量が多いので遅延しがちである事は間違えない」ということで、音のモニタは Lightning や オーディオジャックを利用して行うことを推奨するそうです。
さて、「ROLI Lightpad Block」のLEDは 2×2 〜 4×4 の分割数可変のブロックとして光り、その光っているブロックを操作することで演奏が可能です。ここでの演奏操作はSeaboardと同様の5ジェスチャ。
しかも、そのジェスチャを複数指の操作も検知できます。
この光らせ方や、どの部分にどの音をアサインするかというのはiOSのアプリ「NOISE」にて設定可能であり、また NOISE.app 自体がLightpad Block のソフトウェア シュミレーターとしても動作します。
なお、iOS の NOISE.app は(叩く)「速さ」については「Force Touch搭載機以外では、そもそもセンサーが無いので検知できない」となっており、最高の演奏環境は「BLOCKS」にて実現するという事でした。
Lightpad Blockで演奏する際に、録音などの良く使う機能を簡単に操作できるようにするのが追加オプションの「ROLI Live Control Block」と「ROLI Loop Control Block」。
これらのBlockをLightpad Blockと組み合わせることで、様々な演奏が可能となります。
このように、音楽の演奏における新しい一面を切り開くROLI社「BLOCKS」は、Only at Apple の商品として Apple 限定で販売が開始されています。
by Michio Higashi