サン電子のフィールド作業現場向けスマートグラスソリューション「AceReal」を体験
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サン電子が開発中のメガネ型のウエアラブルコンピュータとAR(拡張現実)技術を組み合わせたトータルソリューションシステムとして開発中の「AceReal」を体験させてもらいました。
パーソナル向けスマートグラスではなく、建設工事現場などの業務用途向けに開発されている製品です。
最初に見せてもらったのは、最終出荷製品となるデザインモデルです。
フロント部分には、1080p動画撮影可能な800万画素センサーを採用したカメラに加え、AR用空間認識センサが2個搭載されています。
また、9軸センサ(地磁気・加速度・ジャイロ)、GPSも搭載されています。
スマートグラスと一緒に本体ユニットを装着して使用する仕組みで、本体ユニットには、Snapdragon 820を採用したAndroidベースのシステムが搭載されています。
IEEE802.11ac、Bluetooth 4.1接続に対応し、外部リモート表示が可能です。
また、遠隔支援システム、マニュアル表示システム、チェックリスト入力システムなど業務支援システムも含まれています。
現場作業において、安全ヘルメット装着が義務づけられているため、安全ヘルメット装着したまま使用できるデザインが採用されています。
ちょっと大きめの保護メガネを装着している感じで、違和感はありません。
ステレオカメラを使ったSLAM技術によって目の前の空間を把握し、デジタルデータや3D映像を空間上に固定することができます。
技術開発用のモデルは眼鏡型形状でしたが、この眼鏡型の場合、視界が狭く、可動部分が多いため、作業現場では破損する可能性が高くなります。
また、安全ヘルメット装着でも使用できるようにデザインを一新することになったそうです。
液晶画面はA4マニュアルなどを縦表示で十分表示出来るように「720x1280」という縦解像度が採用されています。
実際に開発モデルでPDFファイルを表示した状態を体験させてもらったところ、これまでのスマートグラスとは比べものにならないほど文字の視認精度が高かったです。
2018年発売を目指して開発が進められており、最終デザインによる稼働テスト機は、2017年中に完成する予定だそうです。
AceRealは、業務向け製品として、ハードウェア、ソフトウェアの両方を提供する製品として注目されます。