WWDC2018:Apple、エンタープライズ向け管理ツール「Apple Business Manager」のベータ提供を開始
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Appleが、WWDC2018における「What's New in Managing Apple Devices」において、エンタープライズ向け管理ツール「Apple Business Manager」のベータ提供を開始すると発表しています。
iOS、macOS、tvOSデバイスすべての導入を1つの場所から行える、IT管理者向けのシンプルなWebベースのポータルで、モバイルデバイス管理(MDM)ソリューションで使用する場合、デバイスのさまざまな設定値を設定し、Appやブックを購入したり配布したりすることができます。
2018年4月から、アメリカの一部企業向けにアルファ提供されていましたが、本日から、日本を含めた34ヶ国でベータ提供が開始され「Apple Business Managerヘルプ」も公開されています。
また、2018年夏に65ヶ国にまで拡大して提供開始するそうです。
なお、ロシア、中国、中等アジア、アフリカ(南アフリカの族)など提供されない国も多いようです。
教育機関向け管理ツール「Apple School Manager」で出来ることはApple Business Managerでも可能なため、これまで大規模Apple ID取得に苦労していたSEの方には朗報ではないかと思います。
また、macOS、iOS、tvOSのMDM管理も可能となり、ビジネス導入案件が増えそうな気がします。
多くのエンタープライズデベロッパーの参加も予定されているそうです。
Apple Business Managerには、Apple School Managerのstudentという緩いアカウントはなく、全員 teacher と同じ権限となり、部門別にグループを分けるといった機能は実装されていないようです。
なお、正式リリースは2018年中と説明していました。
Labで確認したところ、AppleSchoolManager と違い、CSV でのアカウント作成には非対応、SISに非対応だそうです。
当然 ActiveDirectory、OpenSirectory にも非対応ということになります。