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フォーカルポイント、リアルタイムウェアラブル翻訳機「WT2 Plus」説明会を開催

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TimekettleのKazaf Ye氏

TimekettleのKazaf Ye氏

フォーカルポイントが、リアルタイムウェアラブル翻訳機「WT2 Plus」説明会を開催しました。

TimekettleのマーケティングスペシャリストKazaf Ye氏が製品開発ヒストリーおよび製品の特徴について詳しく説明しました。


WT2 Plus

WT2 Plus

完全イヤホン型デザインを採用し、言語が異なるユーザーがヘッドユニットの片側を装着することで、会話というコミュニケーションスタイルを維持することを目指したと説明しました。

iPhoneアプリ「WT2 Plus」を通じて総合翻訳が行われますが、アプリは1つで済み、相手側は片側ユニットを装着するだけでAI翻訳会話が実現されるそうです。


WT2 Plus

WT2 Plus

2018 iF DESIGN AWARD、CES Innovation Awards CES 2019、2018年度グッドデザイン賞など数多くの国際デザイン賞を受賞していて、デザインの優れているとの評価を受けていると説明しました。

ユニットと充電ケース自体が分かれるデザインとなっていて、充電ケースごと相手に渡すことが出来るようになっているなど、ユーザービリティを考慮したデザインとなっています。


WT2 Plus

WT2 Plus

WT2 Plusは、ニューラルネットワークに基づく適応型ビームフォーミングアルゴリズムと適応型ノイズキャンセリングにより、翻訳精度が最大95%向上すると説明しました。

AIアルゴリズムは、最も複雑で困難な環境でもコミュニケーションを可能にし、自動音声検出と自動ピックアップにより、完全なハンズフリーコミュニケーションを実現しているそうです。


WT2 Plus

WT2 Plus

WT2 Plusは、ソフトウェアとハードウェアの両方をわずか3分でオンラインアップグレードできるシステムをサポートしているそうです。

1回の充電で最大5時間連続使用が可能で、充電ケースと併用することで最大15時間連続使用が可能になると説明しました。


WT2 Plus

WT2 Plus

WT2 Plusは、完全ハンズフリー没入型翻訳「自動通訳モード」、ユニットタッチしながら話す離して翻訳「タッチモード」、1イヤフォン+1iPhoneで2比と以上の会話ができる「スピーカーモード」の3つのモードが利用できると説明しました。

ITジャーナリストの富永彩乃さんがゲストに登場し、実際のデモを交えた説明が行われました。


WT2 Plus

WT2 Plus

当初WT2 Plusは、海外旅行をするユーザーをターゲットに開発したそうですが、実際に利用しているユーザーの使用状況を調査したところ、海外旅行で使用している人は40%で、ビジネス利用などの需要が実は多かったと説明しました。


Timekettleの技術

Timekettleの技術

リアルタイムウェアラブル翻訳を実現するために、ASR(自動音声認識)、MT(機械翻訳)、TTS(テキスト読み上げ)に関して、トップクラスの翻訳エンジン企業と協力していると説明しました。

これらの企業は、随時評価をしながら最適なサービスを利用する仕組みになっているそうです。


WT2 Plus

WT2 Plus

WT2 Plusは、現時点で36の言語と、英語、スペイン語、フランス語など84のアクセントをサポートしていて、この数は、世界人口の90%をカバーしているそうです。

翻訳状況はWT2 Plus App上でリアルタイムに確認できるそうです。


WT2 Plus

WT2 Plus

リアルタイム翻訳のレスポンスを向上させるため、東京を含めた世界12箇所の場所にグローバルサーバーを設置しているそうです。

WT2 Plusの同時通訳を利用することで、他言語による会話速度を少なくとも50%向上させることが可能になると説明しました。


2019年秋にオフラインモードを提供予定

2019年秋にオフラインモードを提供予定

今回の説明会において、WT2 Plusは2019年秋に「オフラインモード」を提供する予定だと明らかにしました。

オフラインモードが実装されることで、インターネット回線が利用できない場所においてもリアルタイムウェアラブル翻訳会話が可能になるそうです。


WT2 Plus展示機

WT2 Plus展示機

記者から、WT2 Plusは完全フルワイヤレス型イヤフォンなのにも関わらず、オーディオヘッドフォン機能は装備していないが、そうしたオーディオヘッドフォンとしては利用出来るようにはならないのか?と質問されると、そうした要望が多いことは分っていて、将来の製品開発の中には含まれていると回答していました。




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