TikTok、今の投稿動画はダンス系よりミームが多い
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2017年8月にサービスを開始してから、10代を中心に瞬く間にユーザーシェアを伸ばしているショートムービープラットフォーム「TikTok」に関して、TikTok Japanを運営するBytedDanceに行って、いろいろと質問してきました。
Sensor Towerが発表した調査によると2019年2月の段階で、全世界で10億ダウンロードを突破したようです。
また、使用可能な楽曲は、直接レコードレーベル会社と契約して提供してるものがほとんどだそうです。
TikTokは、iPhone/iPad用アプリ「TikTok」などアプリサービスで、Webサービスは、投稿画像が閲覧出来る程度しか提供されていません。
TikTokは「おすすめ」のタイムラインをフリックして見続けるというのが基本です。
このタイムラインで、どのコンテンツを長く見たか?、どの段階でいいねを付けたか?、お気に入りに入れたか?、フォーローしているユーザーはだれか?などを総合し、リアルタイムにユーザー指向を判断し、おすすめに流れる動画を変化させているそうです。
ダンス動画ばっかりだなぁとか、水着の女性ばっかりだなぁと思う方は、そうした動画を結構見ていると判断されているからだそうです。
この指向はリセットすることは出来ませんが、意図して流れる道具を素早く切り替えることで、タイムライン上に表示される動画は変化するそうです。
2019年8月に動画投稿後のデータ分析が可能になる「TikTokプロアカウント」の提供を開始していますが、そのほかに、フォロワー数1,000人上にならないと動画を15秒から1分に拡大されない。Twitter、Instagram、YouTubeなどのSNSアカウントと連携できない。アカウント名を任意の名前に変更できないといった制限が撤廃されているそうです。
なお、現在のTikTok投稿動画の傾向としては、ダンス動画35%で、残りの65%はミームが中心で、クッキングやDIY動画だったり英会話動画だったりと、かなり幅広いジャンルで投稿されているそうです。
また、NTTドコモ モバイル社会研究所の「ケータイ社会白書2019年版」では、10代が中心のSNSという調査結果でしたが、TikTokによると、現在、20代のユーザーシェアが伸びてきているそうです。
TikTokの仕組みとして、最初に日本で投稿された動画は、日本のユーザーにしか表示されず、少し人気が出るとおすすめに流れはじめ、いいねや再生回数が爆発すると、日本以外でも人気になる可能性があるとして、世界のおすすめに流れるようになっているそうです。
TikTokでは、フォロワー数に関係なく動画の再生回数が上がる仕組みを持っているので、はじめてTikTokに投稿した初心者でも、しっかりモチベーションが高まる工夫が色々とされているようです。
また、TikTokは、動画の再生回数は投稿者にしか表示されず、ユーザーに見えるのは、いいねの数とコメントのみとなります。
もう一つ、TikTokの特徴として「動画の投稿日」が表示されません。(2019年12月から表示されるようになりました。)
これにより、動画の鮮度が保たれ、トレンドになったキーワードに合致する動画としてたくさんタイムラインに流すことができるようになっているそうです。
TikTokには、TikTokがおすすめする#タグのお題や、話題になっている#タグを表示する「トレンド」機能が用意されています。
このトレンドタブを利用するユーザーはかなりTikTokにはまっているユーザーと考えられるそうです。
先に説明したように、TikTokでは、投稿した動画そのものの再生回数は投稿者しか見られませんが、この#タグの場合、#タグで絞り込みされた動画の総再生回数は見ることができるそうです。
この#タグをお気に入り登録して、#タグを追いかけ続けることも出来るようになっています。
TikTokは、iPhoneのカメラでビデオ撮影した動画をアップロードするほかに、予め撮り貯めた動画を複数組み合わせて投稿することもできます。
動画は最低2秒以上撮影されている必要があり、複数組み合わせた場合でも、最大投稿時間は1分までとなります。
複数動画の投稿は、選択した順に並べられますが、編集画面で動画のサムネイルを移動することで、動画の順番を入れ替えることもできます。
TikTokでは「リズム感」が重要で、デフォルトで選択される楽曲とシーンの切り替えが同期する「ミュージックシンク」機能を利用した方が再生回数は伸びるそうです。
TikTokプロアカウントに切り替えると、三本線のナビゲーションメニューに「残高」という項目が表示されるようになり「ポケット」として「コイン残高」なる表示がされます。
App Storeで、アプリ情報を見ると、アプリ内課金で100コインを120円で販売する仕組みがあることが分りますが、これは投げ銭システムを導入する予定なのかと質問したところ、このコインは機能として有効にはなっていないそうで、どう運営される仕組みなのかも分っていないそうです。
TikTokでは、認証済みアカウントユーザーを対象にしたマネタイズの仕組みを導入するため色々と検討しているそうですが、どういった仕組みにするのかなど、まだなにも決まってはいないそうです。
TikTokのおすすめタイムラインは、ユーザーによってまったく別の動画の流れになるそうで、いま自分が見ているおすすめタイムライン動画だけで判断しない方が良いことが分りました。
また、最長1分動画というのは、YouTube動画とはまったく異なるコンテンツ制作作業になり、TikTokで人気になったからといってYouTobeでも人気になることは限らず、またその逆も同じことが言えます。
少しでも興味がある方は気軽にショーット動画を投稿して下さいとのことでした。