ケータイするGoogle”docomo PROシリーズ HT-03A Touch&Tryイベント
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AMNが、7月9日に開催した「ケータイするGoogle”docomo PROシリーズ HT-03A Touch&Tryイベント」に参加してきました。
会場には、キャリアであるNTTドコモ、OS提供側であるGoogle、端末製造側であるHTCの3社が来てました。
参加者1人ずつにGoogle携帯「HT-03A」が配られて、色々と試すことが出来ました。
イベントが始まる前に、付属品の展示が行われていたので、そこでHTCの方に色々と質問してみました。
このHT-03Aは、パソコンと繋げて何かを行なうといった事は想定されておらず、SDメモリをPC上にマウントし、Musicフォルダに、iTunesなどで取込んだCDの曲をコピーして使う用途ぐらいで、基本は、この端末だけでこなすという、ごく普通の携帯電話という感じのようです。
GoogleのAndroidを採用したということがクローズアップされ過ぎて、すぐにiPhoneと比較されてしまうようですが、私は、組込み向け携帯電話OSのRTOSなどで3G環境下における開発費の高騰をなんとかしたいと考えているところに、Googleが「Android」を持込んできたと考えてます。
この端末は、Google Android携帯端末として、台湾のHTCが発売している「T-Mobile G1」の日本向け次世代機なんだと思います。
アメリカで発売されたのは2008年10月で、それから10ヶ月ほど経過するわけですが、他に採用する企業の名前が上がってこないばかりか、HTCがアメリカで発売した新型機種は、Windows Mobile 6.1 Standardを採用した「T-Mobile Shadow」でした。
世界のキャリアの多くが採用しているWindows Mobile OS採用携帯といえばHTC製で、その同社のラインナップを見ると、T-Mobile G1だけがOSが違い、Android採用機種が増えるといった感じでもないように思います。
オープンソースであるAndroidを採用すれば、携帯電話の開発費のほとんどを占めるソフトウェアの開発コストの削減と、ライセンス料が無くなり、HTCにとってメリットが大きいと思うのですが、実際のところ、Windows Mobile採用機種が主力のようです。
もう一つ、ハードにそれほど依存しないのであれば、HTC社製のWindows Mobile採用機種に、Android版をラインナップした方が、中身を入換えるだけで、ずらっと機種が増えるようにも思えますし、ハードウェアのコストも別途発生するわけでもないと考えると、なんで?って色々聞きたくなってしまいます。
Googleから見てみると、きっとHTC以外で、一般的な携帯電話を製造する大手メーカーが採用してくれるように、かなり努力しているように感じました。
そんなことを思ったのは、このHT-03Aの入力キーの表示がダイアルキー配列だったからです。
フルキーボード表示も出来るのですが、デフォルトで表示されるのは、このダイアルキーで、一般的な携帯電話同様に、数字にアルファベットが振られています。
タッチパネル液晶を採用していて、Googleのサービスを利用されている向けの携帯端末であることを考えると、フルキーボード表示の方がマッチするように思いますが、日本の携帯電話のほとんどは、ダイアルキーを採用しているので、そういった携帯電話でも採用可能ですよとアピールしてるように感じたからです。
どちらにしろ、HTC端末は、NTTドコモだけでなく、ソフトバンク、KDDI、イーモバイルなども採用し、同機種を別の製品名で販売していたりするので、導入することを表明しているソフトバンクのAndroid端末は、このHT-03Aの名前違いかもしれません。
日本市場からすれば、東芝とかが採用した携帯電話とか出してくれば、イメージが浮かんでくるんじゃないかと思います。
この端末は、Googleのクラウドサービスを利用する人にはベストですが、楽曲購入やアプリ管理といったコンテンツ系は、通常、PC上のインターネットブラウザからアクセスした場合、Googleが提供していないので、とりあえず付いてるレベルかなって割り切って考えた方が良さそうです。
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