Mac isLand 2009 夏:イノベーションを誘発するアップルのソリューション
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日本の大手IT系ディストリビューターとして知られる「ダイワボウ情報システム」が、2009年8月28日にホテルパシフィック東京にて、一般参加可能な展示会「DISセレクション & Mac isLand 2009 夏」において、林信行氏による「イノベーションを誘発するアップルのソリューション」と題した講演が行われました。
シリコンバレーにある、Google、Twitter、Six Apart、Wikia、37signalsといった企業では、かなりの数のMacintoshが導入されていると紹介し、サーバー上で動かすアプリケーションビジネス市場が大きくなっているため、システムがなんであるかということが重要では無くなってきている事が大きいとし、また、アメリカで1,000ドル以上のパソコンで、Macintoshが91%を占有しているという調査結果も出ていると紹介した。
成功しつづけるベンチャーの秘密として「Startup Metrics」を紹介し、Web 2.0系サービスだと顧客の利用状況を観察して「カイゼン」が出来るのが特徴だと説明した。
企業のアドバイザーで投資家のデーブ・マクレアー氏が「Silicon Valler 2.0: The Startup Metrics Revolution」を公開し、サービスを提供した段階で喜びを与え、そのサービスを何度も利用してもらえることを常に考えるのが重要だと述べていると紹介した。
製造業においては関係ないと思うかもしれないが、ハーバード・ビジネス・スクールのアンドリュー・マカフィー教授が提唱している「Enterprise 2.0」で、大企業におけるWeb 2.0とはどうやって利用するかについての研究が進められている。
従来のイントラネットは、アドレス、カレンダー、など箱に納まっているものだけ共有するだけだったが、社内ブログやWikiを導入することで、壁の無い情報共有が可能になると説明した。
社内ブログを持つ事で、心の閾値を下げる事で良いアイデアが出てくる暗黙知の顕在化、知識のデータ化、知識の検索など色々なメリットが得られるというメリットがある。
Enterprise 2.0のポイントは、サーチ、リンク、投稿、タグ、拡張、知らせるといったことを提供出来るサービスだと説明した。
そうしたサービスの中で社内ブログの場合は、どんどん情報を積み上げていく仕組みなのに対して、Wikiというサービスは、情報を積み上げていくサービスではなく、情報を書き換えていくサービスだと説明した。
導入している企業として、Yahoo! JAPANが、Atlassian Software Systemsの「Confluence」というEnterprise Wikiを導入していると紹介した。
Wikiのサービスには、構築が難しいのと編集作業の敷居が高いというデメリットがあったが、Mac OS X Server Snow Leopardには、たった4つのステップで構築でき、iWebのような美しいテンプレートを選ぶ事も出来る「Wiki Server 2」が搭載されていると紹介した。
社員一人一人にMy Pageが用意され、そこに検索機能、検索内容の保存、フィルタリング表示、更新の通知、ファイルの添付、サーバーサイドのQuick Look機能、iPhoneなどに最適な表示サイズフィッティングなどが利用できると説明した。
またPodcastを配信するサービスとして「Podcast Producer 2」が搭載されていて、全て自動化されているだけでなく、デスクトップ画面を映しながら、iChat AVのカメラを利用して、自分の顔を映しながら解説を行なう「Dual Source」にも対応していると紹介した。
VPNよりも簡単にサーバーにシングルオンして、サーバー側のサービスを利用できる「Mobile Access Server」などが提供されるようになったと紹介した。
Mac OS X Server Snow Leopardは、Mac OS X Snow Leopardの機能も利用出来るため、Time Capsule (Early 2009)を利用して、Time Machineを使用した自動バックアップも行なえると紹介した。
Mac OS X Snow Leopardには「64ビット」「Grand Central Dispatch」「OpenCL」という3つの革新的技術があり、中でも「64ビットコンピューティング」は、今までスーパーコンピューターのようなものしか連想出来なかったが、それが53,800円で手に入るというのは革新的ではないかと思うと話した。
このMac OS X Server Snow LeopardをMac Mini (Early 2009)にインストールして、そのまま納品出来てしまうという、今まででは考えられないようなビジネスモデルも起きてくるかもしれないと述べた。
Mac OS X Snow Leopardは、Microsoft Exchange Serverのサポートが追加され、すべてのメール、スケジュール、連絡先などを利用できるようになっていると説明した。さらに、Yahoo!やGoogleのサービスにも対応していると紹介した。
次にiPhone 3GSのエンタープライズ導入について説明し、iPhone 3Gは発売される前に、Fortune 500社の企業でテストを行なってきてから発売が開始されていて、その実績はかなり大きいと説明した。
次にiPhone 3GSのエンタープライズ導入について説明し、iPhone 3Gは発売される前に、Fortune 500社の企業でテストを行なってきてから発売が開始されていて、その実績はかなり大きいと説明した。
企業が社員の端末に対して、一定の制限を掛けたり、社内ネットワークの設定をコントロールしたりする機能として「iPhone 構成ユーティリティ」(iPhone Configuration Utility)を使う事で簡単に設定することが出来ると紹介した。