M4チップ搭載「iMac (24‑inch, M4, 2024)」「Mac mini(2024)」「MacBook Pro (2024)」ハンズオン
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Appleが発表した「iMac (24‑inch, M4, 2024)」「Mac mini(2024)」「MacBook Pro (14-inch, 2024)」「MacBook Pro (16-inch, 2024)」のハンズオンです。
ロサンゼルスのアートギャラリーにて行われました。
iMac (24‑inch, M4, 2024)
ブルー、 パープル、 ピンク、 オレンジ、 イエロー、 グリーン、 シルバーで以前と同じですが、色味が明るくなっています。
iMac (24-inch, 2024)の背面ポートは、iMac (24-inch, 2024, Two ports)/8 Core GPUモデルは、Thunderbolt 4/USB 4ポートを2つ搭載しています。
iMac (24-inch, 2024, Four ports)/10 Core GPUモデルは、Thunderbolt 4/USB 4ポートを4つ搭載しています。
背面ポートの配置は、iMac (24-inch, 2023)と変わっていません。
新しく搭載された「デスクビューに対応した12MPセンターフレームカメラは、iMac (24-inch, 2023)と同じ1080p HDビデオ撮影ですが、かなり広角になっています。
また、FaceTimeアプリからデスクビュー設定を呼び出し、デスクビュー範囲調整が可能です。
また1個のカメラでユーザーと、デスクを上から見た映像を同時に表示することが可能になっています。
iMac (24-inch, 2024)のパフォーマンスを示すデモとして用意されていたソフトウェアの中に、KURO GAMESのオープンワールドアクションRPG「鳴潮」がありました。
iPhone/iPad版の「鳴潮」は既にリリースされていますが、Mac版は2024年12月にリリースされる予定だそうです。
USB-C充電方式に変更した「Magic Keyboard (USB‑C)」と「Touch ID搭載Magic Keyboard (USB‑C)」は、キーボード上にあるLightning充電ポートがUSB-C充電ポートに変更されているだけでとなっています。
macOS 11.3以降を搭載したMac、iPadOS 14.5以降を搭載したiPad、iOS 14.5以降を搭載したiPhone、visionOSの最新バージョンを搭載したApple Vision Proで使用可能です。
USB-C充電方式に変更した「Magic Mouse (USB‑C)」は、底面にあるLightning充電ポートがUSB-C充電ポートに変更されているだけでとなっています。
以前は底面にAppleロゴがありましたが、それが無くなっています。
OS X 10.11以降を搭載したBluetooth対応Mac、iPadOS 13.4以降を搭載したiPadで使用可能です。
Mac mini(2024)
わずか12.7センチ四方と一段と小さくなった形状に驚異的なパフォーマンスを詰め込み、M4を搭載した「Mac mini(2024)」は、前面のポートに、USB 3に対応した2つのUSB-Cポートとハイインピーダンスヘッドフォンに対応したオーディオジャックを備え、より便利にアクセスができるようになっています。
背面は、M4搭載Mac miniではThunderbolt 4ポートを3つ、M4 Pro搭載Mac miniではThunderbolt 5ポートを3つ備えています。
標準でギガビットEthernetを搭載し、最大10Gb Ethernetのより高速なネットワーク速度で構成することができます。
また、アダプタなしでTVやHDMIディスプレイを簡単に接続するためのHDMI 2.1ポートを備え、8K出力にも対応しています。
Mac mini (2023)にあったUSB-Aポートは非搭載となっています。
Mac mini(2024)の電源ボタンは、Mac mini (2023)の背面の左側から、底面の左後側に変更がされています。
Mac Studio (2023)のセキュリティスロットは底面の右後側にありますが、Mac mini(2024)は、以前のMac mini(2023)と同様にセキュリティスロットは用意されていません。
Mac mini(2024)は、全体の50パーセント以上に再生素材を使用して製造され、筐体に100パーセント再生アルミニウム、自社設計したすべてのプリント基板のメッキに100パーセント再生金、すべてのマグネット部品に100パーセント再生希土類元素が使用されています。
筐体は衝撃押し出し工程が採用されていて、アルミニウムの使用量を85%削減し、筐体をより小さく製造しています。
Mac mini(2024)のパフォーマンスを示すデモとして、Skylumが2024年11月にリリースする予定のポートレート編集ソフトウェア「Aperty」の先行デモ展示が行われていました。
Apertyは品質とクライアントの満足度を損なわずに編集時間を短縮したいプロのポートレート写真家にとって頼りになる写真編集ツールです。
Apertyの高度なレタッチ ツールを使うと自然の美しさを保ちながら シミを除去、肌を滑らかに、肌のトーンを調整、そして目を強調することができるそうです。
MacBook Pro (2024)
M4/M4 Pro/M4 Maxチップを採用した「MacBook Pro (14-inch, 2024)」「MacBook Pro (16-inch, 2024)」は、MacBook Pro (2023)モデルを継続採用した筐体デザインとなっています。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)モデルの右側面ポートは、SDXCカードスロット、HDMI 2.1ポートのみでしたが、MacBook Pro (14-inch, 2024)は全てのモデルで、右側面にThunderbolt 4ポートあるいはThunderbolt 5ポートが1つ搭載されるようになりました。
MacBook Pro (14-inch, 2024)は、14.2インチ(対角)Liquid Retina XDRディスプレイ、3,024 x 1,964ピクセル標準解像度、254ppi仕様となります。
MacBook Pro (16-inch, 2024)は、16.2インチ(対角)Liquid Retina XDRディスプレイ、3,456 x 2,234ピクセル標準解像度、254ppi仕様となります。
Liquid XDRディスプレイは、明るい光の条件下でSDRコンテンツを最大1,000ニトで表示できるようになり、HDRコンテンツは最大1,600ニトのピーク輝度で引き続き表示します。
オプションでNano-textureディスプレイが選べるようになっています。
なお、Nano-textureガラスは、反射防止ナノコーティングが施されていることで写り込みが少なくなりますが、標準ガラスよりもクッキリ感は少なくソフトな描画になります。
MacBook Pro (2024)もiMac (24‑inch, M4, 2024)と同様に「デスクビューに対応した12MPセンターフレームカメラ」が搭載されています。
1080p HDビデオ撮影ですが、かなり広角になっています。
また、FaceTimeアプリからデスクビュー設定を呼び出し、デスクビュー範囲調整が可能です。
また1個のカメラでユーザーと、デスクを上から見た映像を同時に表示することが可能になっています。
Apple Intelligence
2024年12月に提供が開始される予定のApple Intelligence機能として「Image Playground」の展示が行われていました。
アニメーション、イラスト、スケッチの3つのスタイルから選んで、数秒で楽しい画像を作成することが出来ます。
Image Playgroundは使いやすく、メッセージなどのアプリに直接組み込まれています。
また、専用アプリでも利用可能で、様々なコンセプトやスタイルを試すのに最適です。
2024年内に提供開始される予定の「ChatGPT」(GPT-4oモデル)の連携デモも行われていました。
Appleのシステム全体に組み込まれた記述ツールで使用でき、ユーザーが書いているあらゆる内容のためのコンテンツの生成に役立ちます。
また「作成」では、ユーザーはChatGPTの画像ツールにもアクセスでき、書いているものを補完する画像を多様なスタイルで生成できます。
執筆:大石結花