キヤノン、円形絞りを採用した「EF100mm F2.8Lマクロ IS USM」をプレビューイベントでチェック
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キヤノンが、2009年9月23日にアスナルホールにて開催した「EOS 7D & EF100mm F2.8L マクロ IS USM スペシャルプレビュー・特別体験会」で、EF100mm F2.8 マクロ USMの上位モデルで、防塵防滴性能や、等倍撮影で手ブレ補正性能を維持出来るレベルということで、プロレンズの称号であるLが付加された「EF100mm F2.8Lマクロ IS USM」をチェックしてきました。
このレンズの特徴は、従来の振動ジャイロ(角速度センサー)に加え、撮像面に対して平行方向へのブレを検知・補正する加速度センサーを搭載した「ハイブリッドIS」が採用されたことで、5方向補正を実現していることが上げられます。
これにより、手持ち撮影で、被写体ブレが起き難く、絞り込み撮影が出来るようになっていると説明してました。
具体例として、被写体等倍で30分の1秒撮影でも、手持ち撮影出来る性能があるそうです。
逆にハイブリッドISによって、被写体自体が動く事で起こる被写体ブレが起きやすくなってるそうですが、それをメリット/デメリットと捕らえるかどうかは、作品に求めるものによって変わってくる気もします。
開発者セミナーにおける、キヤノンのイメージコミュニケーション統括開発センター、能登悟郎氏の説明によると、福絞り一体型のレンズ構成により「円形絞り」を実現しているそうです。光の形が多角形から円形にかわったことで、同じ被写体を撮影する場合でも、背景ボケの印象がかなり変わっていると思えます。
二線ボケが出にくく、ボケ味も均等で素直な印象です。丸ボケはF4.5までは保持してくれる感じなので、ネイチャー系撮影や、ポートレート撮影で、背景を優しい感じに仕上げたい場合などで力を発揮する気もします。
撮影距離範囲切り替えとして、マクロ側も設定できるような3ポジション仕様になっています。
マクロレンズとしてだけでなく、ボケ味をコントロールしやすい100mm単焦点レンズとして利用することも可能な気がします。
三脚座は、EF100mm F2.8Lマクロ IS USM専用の「リング式三脚座D(B)」がオプションで用意されてるそうです。