2009年11月6日に東京国際フォーラム　Hall B7にて「Pro Studio World Tour 2009」が開催されました。（レポートの内容は、以前伝えた「Sound Power：ギタープレイヤー向け機能満載のLogic Studio」と同じ部分は省略しています。）

前半は、Appleのミュージッククリエイションアプリケーション担当Xander Soren氏が、Logic Studioに関しての説明を行なった。

多くのアーティストがLogic Studioを使用しているが、中でもLily Allenは、プロデューサーのGreg Kurstinらと共に、イギリスの田舎にスタジオを作り、そこで、Logic StudioやApogee Ensembleなどを持込んで楽曲を制作し、その曲が、iTunesでナンバー１となったと紹介し、大規模なスタジオを必要とする時代ではなくなったと説明した。

Logic Studioに対応したハードウェアが多く発売されていて、Apogee ElectronicsやEuphonixなどのメーカーを紹介した。（Mac専用 USBギターインターフェイス & コントローラ「Apogee GiO」をチェック）

Logic Studioには２００以上の新機能を搭載しているが、今回は、ギタープレイヤーにとって最高のソフトウェアにすることを目標に開発がされたと説明し、Amp DesignerやPedalboardといった新機能が搭載されていると紹介した。

また、ライブで使用するMainStage 2の導入事例として、Nine Inch Nailsのインタビューが紹介された。そのインタビューの中で、Trent Reznorが、マイクスタンドにスイッチがセットされていて、ライブ中にボーカリストが直接エフェクトコントロールしている様子が紹介されています。

次に、AppleのLogic担当シニアプロダクトラインマネージャーBob Hunt氏が、ステージに、ドイツのギターリストHanan Rubinstein氏を招き、Amp DesignerとPedalboardの紹介を行ないました。（MacBook Pro (15-inch, Mid 2009)と、Apogee ElectronicsのGiOを使用）

いくつかの機能紹介を行ない、録音した曲を、Combert Regions News Samplerを選択してキーボードにマッピングする事ができ、これによりEXSサンプラーで自由に編集することが出来るといったことなどを紹介していました。

MainStage 2の紹介の中で、パッチリストを作成した後に、レイアウトモードを使用して、ボリュームコントローラーだけを表示するといった事が出来ると紹介し、アーティストが必要な機能だけを残し、それ以外を表示しないといったことが出来ると紹介していました。

MainStage 2のデモを行なうにあたり、スマッシング・パンプキンズのキーボーディストLisa Harritonが招かれ、ステージデモを行なってました。（MacBook Pro (15-inch, Mid 2009)と、アビッドテクノロジー社エムオーディオ事業部のAxiom Pro 61を使用）

最後に、iLife '09のGarageband '09は、Logicと同じエンジンを使用していて、同じクオリティーを実現し、いつでもステップアップすることが出来ると説明し、Logic StudioとLogic Express 9の価格などを紹介していました。（このステップアップは、Final Cut StudioとiMovie '09では紹介されていません）