InterBEE 2009:SONY、業務用AVCHD「NXCAM」を展示
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2009年11月19日から幕張メッセにて開催された「InterBEE 2009」において、SONYが、ようやく業務用AVCHDを発表し「NXCAM」シリーズとして展開する事となりました。
今回発表されたのは NXCAMカムコーダ。記録媒体としてメモリースティックPROデュオ を 2スロット、フラッシュメモリーユニットを 1台装着出来るようになっています。
フラッシュメモリーユニットは FAT32フォーマットで利用する128GBのモデルを、カムコーダの出荷と合わせて発売開始する予定ということでした。
128GB の専用フラッシュメモリーユニットには、USB端子が内蔵されています。
なお、PC との接続は フラッシュメモリーユニットに搭載されている USB ポートに、USBケーブルを挿すことで外部ストレージとして認識されるということでした。
記録はメモリースティック と フラッシュメモリーユニット のそれぞれにおいて SD/HD の何れかで記録するか選択出来るようになり、両方を HD/HD とすることで記録の安全性を高めたり、フラッシュメモリーユニットには HD で記録しつつメモリースティックには SD で記録することでProxyのリアルタイム生成を行ったりするなどの柔軟な対応が可能になります。
なお、メモリースティック 2スロット間は リレー記録 に対応していますので、No.1 カードの容量を使い切ったら、自動的に No.2カード へ記録を継続。No.2カードへの記録中に No.1 カードを交換すれば事実上の無限記録も可能になります。ちなみに、メモリースティックとフラッシュメモリーユニットでのリレーは不可となる予定です。
出荷時期は 2010年初頭。1月には出荷できるだろうという事でした。
価格は「HVR-Z5J と同じ程度ですから、50万円ぐらいだと思っていただければ...」という設定のようですが、説明員によっては「GPSを内蔵し、レンズのスタビライザー性能を向上させているので、もしかしたら少し高くなるかも?」という話をする人も居ました。
また、既存の XDCAM EXカムコーダなどの追加オプションとしてWi-Fiもジュールの「CBK-WA01」が参考出展されていました。
これは主に、XDCAM EX において映像と共に記録されるメタデータの情報を外部から流し込めるようにするためのもので、各種情報を外部から入れておけることで報道の現場などで後から映像と情報を整理するのに非常に効果が期待されるオプションです。