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Adobe、Adobe Flash Professional CS5のiPhone書き出し機能「Packager for iPhone」の詳細情報を公開

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Packager for iPhone

Packager for iPhone

2010年3月16日にラフォーレミュージアム六本木にて開催された「Adobe FLASH PLATFORM CAMP Tokyo」において、AdobeのMike Chambers氏が「Adobe Flash CS5を使用したiPhone アプリケーション開発」と題したセッションを行い、Adobe Flash Professional CS5の新機能「Packager for iPhone」に関する詳細を明らかにしました。



このベータ版を使用したiPhoneアプリとして、SKTの「モアイまわし」が紹介され、携帯電話向けアプリとして人気があるアプリを、App Storeで展開出来ることを説明していました。

すでに人気が裏打ちされたFlash系の携帯電話アプリや、Webアプリを持っているデベロッパーは、App Storeで人気を得やすい事を示す事例ともいえ、Adobe Flash Professional CS5が正式リリースされたら、GREEやモバゲーなどの人気タイトルも、App Storeに登場するのかも?と思いました。

なお、このセッションで明らかになった事は「Adobe Flash Professional CS5」を扱えるだけでなく「ActionScript 3.0」のプログラミング知識が必要ということで、アプリケーションのチューニングなどを行うには、両方の知識が必要となります。

また、セッションでは、Packager for iPhoneの説明だけでなく、iPhoneアプリ開発におけるActionScript 3.0のチューニング方法など、かなり突っ込んだ説明が行われ、日本の携帯アプリデベロッパーに期待していることを伺わせる内容だったと思います。


その中で、iPhoneアプリ書き出し時に、レンダリングをiPhoneのCPUに処理させるのか、GPUに処理させるのか選択出来るメニューが有り、ここで「自動を選択するとCPU処理」になってしまうため、「基本としてGPUを選択」した方が良いと説明してました。Chambers氏は、自動なのにCPU処理指定という事に関して、なぜ自動?という項目があるのか分からないと話し、会場から笑いが起きてました。


Flash Debugger

Flash Debugger

パフォーマンスのチェック機能として、iPhone上でアプリを動かして、負荷が掛かっている場所を確認出来る「Flash Debugger」のデモを交えた紹介も行われました。

Mike Chambers氏は、iPadにも対応すると説明していました。また、Q&Aセッションで、Adobe Device Central CS5でも、リリース後に追ってiPhoneシミュレーターを追加する予定であることも明らかにしていました。



なお、YouTubeには、英語による動画をアップロードしていますが、お宝Ustream TVでは、同時通訳音声版を公開しています。


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