アドビシステムズ「Adobe Creative Suite 5 Design セミナー」レポート
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アドビシステムズが、2010年5月18日に、名古屋ミッドランドホールにて、一般申込可能なAdobe Creative Suite 5ツアーとして、一番最初となる「Adobe Creative Suite 5 Design セミナー」を開催したので参加してきました。
アドビ システムズによる製品説明会の前に、名古屋を拠点とするゲストスピーカーとして、栄印刷の豊田 有氏、ニューキャストの川原 正隆氏、InDesignの勉強部屋の森 裕司氏の3人によるプレゼンテーションが行われました。
豊田 有氏は、CMSを利用したWebサイト制作、モバイルプロモーションが増えていると話し、「松坂屋名古屋店」を事例に、ワークフローの説明を行っていました。
川原氏は、制作の仕事とは「書く人 情報を提供する側<―>情報を得る側 読む人」これを繋いでいることで、制作者は、制作しながら、そのコンテンツを解読(解析)していると話してました。
また、制作チーム作りの重要な点は、デザイナー、プログラマー、DTP/オペレーターこれらの連携をスムーズにする必要性があり、どこかの部門が主導性をもってしまうと効率が悪くなる。そうならないように、他部門とのコミュニケーションを図る必要があり、そこに分からないことがあれば、部門が違うからという前立ては必要無いと話し、進め方のルールとして、上下関係を作らず「聞きに行くこと、伝えること」を惜しまないようにし、空気を読むためにコミュニケーションの通気性を良くするよう考えた方が良いと思うと話してました。
森氏は、Adobe InDesign CS5で制作した印刷物をAdobe Flash Professional CS5のiPhoneアプリ書き出し機能「Packager for iPhone」を用いて、iPhoneアプリを作り、Appleに申請を行ったが、1月以上もレビュー中のまま放置された状態になっていると説明していました。
次に、EPUB書き出しは、Adobe InDesign CS3から可能になってると説明し、Adobe InDesign CS5からEPUB書き出ししたデーターについての説明と、iPadのiBooks上で動かした動画などを紹介していました。
後半部分では、アドビ システムズの栃谷氏が、Adobe Photoshop CS5の新機能説明として、選択ブラシ、スポット修復ツール、塗りなどに、コンテンツに応じた境界線の調整機能が追加された事や、混合ブラシツールなどの紹介を行っていました。
続いて、アドビ システムズの岩本氏が、Adobe Illustrator CS5の新機能紹介として、遠近描画で立体アートワークの制作を強力にアシストする「遠近グリッド」、今まで出来なかった詳細な設定が可能な「線幅ツール」、矢印の設定機能、破線ツールの機能強化、ピクセルパーフェクト描画機能などを紹介していました。
また、Adobe InDesign CS5の新機能紹介として、フォントの扱いが従来と異なり、ドキュメント内で使われているフォントが優先して表示されるようになっている事、版形の違う制作物が制作出来るようになった事、画像配置した場合、画像を再配置しても、画像間の間隔を変えない「間隔ツール」が搭載された事、段抜き機能が搭載され、反射見出し機能に近い機能が搭載されていて、さらに段分割も可能になった事などを紹介していました。