ソフトバンクモバイル:孫 正義氏、iPhone 4について語る
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。
ソフトバンクモバイルが、6月24日午前7時45分から、ソフトバンク表参道 店頭にて「「iPhone 4」 発売セレモニー」を開催し、その後、ソフトバンクモバイル 代表取締役社長 兼 CEOの孫 正義氏への囲み取材が行われました。
孫CEOは、iPhone 4 の予約時に起きた混乱について「全世界で iPhone 3GS と比較して 10倍もの予約が殺到したために、全世界の予約サーバが停止してしまった」事が原因と説明し、端末供給についても「供給が全く間に合わない状況。一日でも早く提供出来るように Apple に増産をお願いしているので、いま暫く待って欲しい」という説明を行っていました。
iPhone 4 については、前面だけでなく、後面までもガラス面であるために「まるで宝石のような仕上がり」となっており「これまでに見たことのない質感」を持つ端末としていました。
また、Apple は端末だけに止まらず、無数の新機能を備えた iOS 4、各種Store で提供されるサービスなどの三位一体で全く新しい価値観を提供している点が斬新であるという説明でした。
なお、ソフトバンク表参道で行われたセレモニーは当初は「世界最初のセレモニー」となるハズでしたが、フランスの一部店舗において日付変更と同時に iPhone 4 が発売開始された例が報告されていたために『世界で 2番目に早い iPhone 4 発売開始セレモニー』となりました。
・iPhone 3GS - 8GBモデル の日本投入は「未定」
エンタープライズでの大量導入などで活用されるために、アメリカ市場においては US$99- という非常に低価格で用意された iPhone 3GS - 8GBモデル。この日本市場へ投入するか否かについて質問したところ、孫正義CEOは「iPhone4 が実質無料なので、更に低価格な iPhone 3GS - 8GB を存在させることが出来ないので意味が無い。日本市場への投入はキャンセルした」としていましたが、後ほど担当者からの連絡で「未定」と表現を変更していました。
なお、質問時に「(iPhone 4 発売日に) iPhone 3GS ですか?」と聞き返すなど、モデルの存在についての認識が曖昧な印象を受けました。
・FaceTime の Wi-Fi が必要なのは「クオリティの確保」のため
FaceTime が 3Gネットワークでは無く、Wi-Fi を必要としている事について、孫正義CEOは「映像通信の非常に美しいクオリティを確保するため」とした上で、「ソフトバンクは世界で最も充実した Wi-Fi ネットワークを構築しつつあるところ」なので、Wi-Fi で FaceTime を活用して欲しいと説明をしていました。
WWDC において Steve Jobs - Apple CEO は「3Gネットワークで FaceTime を利用出来るように通信キャリアと協議中」としていましたが、孫正義CEOは FaceTime が 3G通信ではクオリティを確保出来ないと拒否する姿勢を明確にしたことになります。なお、クオリティを確保出来ない原因が、3Gネットワークの帯域に存在するのか、Apple A4プロセッサを備えた iPhone 4 に存在するのかについては孫正義CEOは発言を行いませんでした。