MacBook Proの光学ドライブをHDドライブに換装する、MCE Technologiesの「OptiBay Hard Drive」を試す
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MacBook Pro (15-inch, Mid 2010)に、Seagate製の4GBフラッシュメモリと32MBドライブキャッシュを搭載した、7200rpmハイブリッドHDドライブ500GBモデル「ST95005620AS」を増設しようと考え、その際、光学ドライブ部分に、HDドライブを搭載して、ダブルドライブ化することに決めたので、秋葉館で、MCE Technologiesの「OptiBay Hard Drive」を購入しました。
キットには、光学ドライブユニット部分と同じ形状のHDマウントベイと、取り外したスロットローディング式DVD-RWドライブを外付けドライブ化するためのケース、USBケーブル、精密ドライバなどが入っています。
レノボ・ジャパンの「ThinkPad SATA ハードディスクドライブ・ベイアダプター3」に似ていますが、ボディへのネジ留めるネジ穴の数が違います。
MacBook Pro (15-inch, Mid 2010)の裏フタを精密ドライバでネジを外して開けます。ここで、手前のハードディスクを取り外して、ST95005620ASに換装することも出来ますが、ほぼ使わない光学式ドライブを、HDに変えて、ダブルドライブ化して利用価値を上げることにしました。
分解については、iFixItの「MacBook Pro 15" Unibody Mid 2010 Repair Manual」が参考になります。
光学式ドライブ上を斜めに走るAirMac/Bluetoothケーブルを外し、AirMac/Bluetoothケーブルマウントの2ヶ所のネジを外します。
光学式ドライブユニットをボディに留めている左側2ヶ所、右側1ヶ所のネジを外します。
左側のネジは、ボディ底面に近い場所にあるので、落としてしまわないよう、磁力を帯びた精密ドライバを使用した方が良いです。
そして、右側のSATAコネクタを外して、手前に引き出すように持ち上げると、光学式ドライブユニットが外れます。
OptiBay Hard DriveユニットにHDを搭載します。ST95005620ASの実測値の厚みは、9.55mmで、SATAコネクタとの微妙な高さの差がありますが、ちゃんと装着出来ました。底面からHDをしっかり固定するため、OptiBay Hard Driveキット付属のネジで留めます。
また、取り外した光学式ドライブから、右側のネジ穴ブラケットを外し、OptiBay Hard Driveユニット側に移植します。この時使用するネジは、OptiBay Hard Driveキットに付属するネジを使い、オリジナルのネジは、無くさないように、光学式ドライブの元のネジ穴に留めておきましょう。
後は、光学式ドライブを取り外した手順の逆で進めて換装終了です。作業時間は40分程度でした。
取り外した光学式ドライブに、SATAをUSB 2.0接続に変換するアダプタ基盤を装着します。
基盤を装着したら、ケースを装着し、付属のネジで背面側から留めれば、外付けDVD-RWドリブが完成します。
ただ、このケースは、外れやすく、また、フロント部分を隠す機構が備わっておらず、スロットローディング機構が剥き出しになった状態になります。
めったに使用しにとはいえ、この雑さ加減はどうにかして欲しいかもです。
MacBook Pro (15-inch, Mid 2010)を起動して、ディスクユーティリティで、復元機能を使い、起動ディスクと同じクローンをST95005620AS上に作成します。
約450GBのファイルをコピーするのにかかった時間は約6時間でした。
なお、この復元機能は、古いMacintoshから新しいMacintoshに移行する際に使用すると、システムのバージョンが異なるため、上手く起動してくれません。あくまで、同一のMacintoshでのみ使用出来る機能だと思って下さい。
復元が完了したら、システム環境設定>起動ディスクから、起動するHDを変更して、正しく変更出来たのを確認しました。
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