Western Digitalの、USB 2.0/FireWire 800接続ポータブルHDドライブ「My Passport Studio」（500GBモデル）を試してみました。

Mac対応フォーマット済みで、Time Machineとの互換性があり、Macintoshとのプラグ＆プレイが可能なポータブルHDドライブです。

筐体はプラスティック製ですが、Macintoshのアルミボディに近いアルミカラーを採用しているので、とても親和性が高いと思います。

あと、製品保証が３年間という長期保証が付きます。

接続コネクタは、FireWire 800コネクタと、USB マイクロBコネクタの２つだけで、ACアダプタコネクタや、電源ボタンなどは有りません。

本体には、HDの使用状況を示したり、ドライブに付けられた名前を表示する液晶ディスプレイ「スマート表示」機能が搭載されています。

この表示は、ケーブル接続されていない状態でも表示されたままになるため、複数のドライブを使い分けする場合、すぐに識別出来て便利な機能だと思います。

品質が高い白いケーブルを採用した、FireWire 800 ケーブル、FireWire 800〜400アダプタ、USBケーブル（Aコネクタ ー マイクロBコネクタ）が付属しています。

USB 2.0またはFireWire 800でMacintoshと接続すると、「My Passport」という名称のドライブと、「WD SmartWare」という名称のWD 仮想 CD（VCD）がマウントされます。

WD SmartWareの中にある「WD SmartWare」アプリケーションを起動します。

なお、必ず、Western Digitalサイトの最新版ソフトウェアを確認して、最新状態にした方が良いと思います。

ホームタブでは、MacintoshのHDファイルの構成と、My Passport StudioのHDファイル構成が、ジャンル分けされて表示されます。

バックアップタブをクリックして、詳細表示をクリックすると、バックアップするジャンルを詳細設定することが出来ます。

ここで表示されるのは、ユーザーのホームフォルダで、システムや、アプリケーションなどはバックアップ対象から外れるようです。

バックアップの実行ボタンをクリックすると、バックアップが実行されます。

取得タブは、バックアップしたフォルダをMacintosh側に戻す作業を行うことが出来ます。

Time Machineで全体をバックアップして、出先では、WD SmartWareでユーザーフォルダをバックアップするという使い分けが出来ると思います。

設定タブで、ドライブの設定をクリックすると、My Passport Studioの液晶面に表示される名称や、ドライブのパスワード設定、スリープ時間設定、WD 仮想 CD（VCD）のオン／オフなどを設定出来ます。

また、WD SmartWareを使用すると、My Passport Studioがマウントされると同時に、Finderメニューに、コントロールメニューが表示され、WD SmartWareを簡単にコントロールすることが出来るようになります。

WD SmartWareの初回起動時に、USB 2.0接続またはFireWire 800接続の転送パフォーマンスを向上させる「WD +TURBO」ドライバがインストールされます。

これは、ExtrasフォルダのWD +TURBO インストーラを起動して、WD1394HPDriver Ver.1.0.7、WDUSBHPDriver Ver.1.0.5をインストール／削除することも出来ます。

AJA Video Systemsの「AJA System Test Ver.8.0」を使用して、Turboドライバのオン／オフの性能差を計測してみました。

なお、計測設定は、Video Frame Size「1920x1080 8-bit」、File Size「1.0GB」で揃えています。

USB 2.0接続の場合は約1.2倍、FireWire 800接続の場合は1.05倍という結果となり、USB 2.0接続の場合は、速度アップ効果が発揮されるようです。

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