WavlinkのThunderbolt 3接続NVMe SSDケース「Wavlink Thunderdrive II」を試す
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WavlinkのThunderbolt 3接続NVMe SSDケース「Wavlink Thunderdrive II」を試してみました。
2.5mm以下の片面M.2 (Type2280、Type2260)SSD専用ケースです。
IntelのThunderbolt 3コントローラー「JHL6340」を搭載し、NVMe M.2 SSDケースとして最大3,940MB/sの最大理論速度が実現できます。
パッケージには、Wavlink Thunderdrive II本体、Thunderbolt 3ケーブル(50cm)、ヒートシンク、側面止めネジ(6個)、小型ドライバ、マニュアル、ポーチが入っています。
小型ドライバは簡易的な物なので、別途、精密ドライバを用意した方がよいです。
用意した内蔵NVMe M.2 2280 SSDは、Western Digitalの1TBモデル「WD Green SN350 NVMe WDS100T3G0C」です。
インターフェースはPCIe Gen3、読み取り3200MB/s、書き込み2500MB/s、耐久性100TBWとなります。
Wavlink Thunderdrive IIの外フタを外し、基板上のネじを外してから、WD Green SN350 NVMe WDS100T3G0CをM-Keyスロットに接続します。
その後、基板上のネじを戻して固定します。
WD Green SN350 NVMe WDS100T3G0Cの上から付属するヒートシンクをスプリング式樹脂リベットを押し込んで固定します。
樹脂リベットは一度はめ込むと簡単には外れないため、複数のM.2 SSDを使い分けたい方には向かない製品となります。
Wavlink Thunderdrive IIから外した外フタを戻し、付属するネジでケースの側面にある6ヶ所のネジ穴をネジ止めします。
ケースの側面は、熱を逃がすスロットの役割も兼ねた設計になっています。
Wavlink Thunderdrive IIに付属するThunderbolt 3ケーブルは、Wavlink Thunderdrive II本体とネジで固定して、ケーブルが外れないようにする工夫がされています。
このネジ止めを使用することで、作業中にThunderbolt 3ケーブルが抜ける心配がなくなります。
MacBook Pro (16-inch, 2021)のThunderbolt 4/USB 4に、Wavlink Thunderdrive IIをThunderbolt 3ケーブルで接続してみました。
携帯性を重視するMacBook Proには最適な外付けSSDといった感じです。
必要とする電力は13W以下のため、Thunderbolt 4/USB 4の最大バスパワー電力15W以内に納まっています。
MacBook Pro (16-inch, 2021)のシステム情報でWavlink Thunderdrive IIを確認してみました。
リンク x2、Thunderbolt 3接続 (40Gb/s)と認識されていました。
AJA Video Systemsのストレージベンチマークソフト「AJA System Test」を使用し、Wavlink Thunderdrive IIのドライブ性能を計測してみました。
読み取り2452MB/s、書き込み951MB/sという結果でした。
Apple File System (APFS) フォーマットによる計測値です。
MacBook Pro (16-inch, 2021)の内蔵SSD性能もAJA System Testを使用して計測してみました。
読み取り4857MB/s、書き込み3386MB/sという結果でした。
やはりMacBook Pro (16-inch, 2021)の内蔵SSDは、かなり高速で動作します。
Wavlink Thunderdrive IIは、Thunderbolt 3接続対応のため、iPad Pro 12.9-inch (第5世代)やiPad Pro 11-inch (第3世代)のThunderbolt / USB 4接続iPad Proや、iPad Air (第4世代)やiPad mini (第6世代)のUSB-C接続に対応したiPadでも使用可能です。