iPhone 4Sのインテリジェントアシスタント機能「Siri」を試す
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Appleの新型iPhone「iPhone 4S」だけに含まれるインテリジェントアシスタント機能「Siri」をチェックしてみました。
このSiriは、ユーザーが発した音声をクラウド上に上げて音声解析を行い、テキスト化して再びiPhone 4Sに戻し、それを音声で読み上げる仕組みが採用されています。
ローカルデータとして利用するのは連絡先にある情報だけで、クラウド上に用意されていない単語などは上手く解析してくれません。
Siriが要求するアクションメッセージも、クラウド上から下りてくるようで、インターネット環境の速度によっては時間がかかります。
おそらくですが、クラウド上にどんどんと上がってくる音声と、それに対するアクションを分析しながら精度を上げる仕組みだと考えられます。
Siriは、英語(アメリカ語、イギリス語、オーストラリア語)、ドイツ語、フランス語の3言語に対応していますが、指定出来るのは1カ国語だけで、Siri自体のテキスト読み上げも指定言語で行われます。
例えば、ドイツ語を設定して相手のSMSメッセージが英語だった場合、Siriはドイツ語で読み上げようとします。
ただ、Siriはベータ版としてのサービス提供なので、この当たりは改善されると思います。
あと、Siri自体について、Siriに聞くことも出来ます。試したところでは「Siriについて」「Siriが使えるサービス」「Siriはどこから来たのか?」について返事をしてくれました。
Special イベントでは、siriが使用出来るサービスとして、Wolfram Alphaの「Wolfram Alpha」が登場していましたが、これはデモ用としてではなく、実際にSiriに対応しています。
理由は、Appleが買収する前のiPhoneアプリ「Siri Assistant」が、Wolfram Alphaとパートナー契約を結んでいたからだと考えられます。
デベロッパーにAPI公開がされていませんので特別な対応だと考えられますが、いずれデベロッパーにもAPI公開されると考えられます。
Siriはどこから来たのか?と訪ねると「I, Siri, was designed by Apple in California.」と返してくれます。
ちょっとした隠し機能みたいな感じで面白いですね。
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