AppleのiPhone 6/6s用バッテリーケース「iPhone 6s Smart Battery Case」を試す
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Appleが、iPhone 6/6s用バッテリーケース「iPhone 6s Smart Battery Case」を販売開始したので試してみました。
Appleの3ボタンリモコンに対応したLightning搭載Dock「iPhone Lightning Dock」に続く、Lightningメスコネクタを搭載した製品です。
色はホワイトとチャコールグレイの2色がラインアップされています。
Appleは、MFi Technology Summit 2014において、Lightningメスコネクタの提供を2015年初めから行なうと説明していましたが、結局、バッテリー本体充電にサードパーティが選択し続けたのは、microUSBコネクタ式でした。
iPhone 6sシリコーンケースと並べて比較してみました。
シリコンケースよりも少し長く、Appleマークの位置が中央寄りに変更されていることが分かります。
全体的な雰囲気は同じだと思います。
横から見てみると、iPhone 6sシリコーンケースの高さと比べ、iPhone 6s Smart Battery Caseの方が少し高くなっています。
バッテリーユニット部分は、iPhone 6sシリコーンケースを2段にした厚さよりも低い感じです。
底面側には、金属リングが埋め込まれたLightningメスコネクタと、3.5 mmヘッドフォンジャック用の穴があけられています。
Lightningメスコネクタは、中央ではなく、中央より後ろ側に設けられています。
iPhone 6s Smart Battery CaseにiPhone 6/6sを装着する場合、表面を覆うソフトなエラストマー素材の頭の部分にあるヒンジを曲げ、iPhone 6/6sをスライドさせて装着します。
取り外しする時は、ヒンジを曲げてiPhone 6/6sを抜くようにして取り出します。
外側はシリコーンで絹のように柔らかに仕上げられています。
iSightカメラ回りは、iOSデバイスのケース設計に関するガイドライン「Case Design Guidelines for Apple Devices Release R10」にギリギリ迫った穴が開けられています。
表面は、Case Design Guidelines for Apple Devices Release R10に添った形で、0.3mm端が起こしてあります。
液晶面から床などに落とした場合でも、直接床面が液晶面に当たる可能性が低くなっています。
内側は柔らかなマイクロファイバーの裏地が使用されています。
iPhone 6/6sを入れた状態で、バッテリー本体と一緒にLightningケーブルで充電することが可能です。
バッテリーへの充電は5.2V/2.4Aまで対応し、Lightningコネクタ接続によるiPhone 6/6sへの出力は5V/1.0Aとなります。
本体の内側に、バッテリー容量1877mAhと記載があり、バッテリー装着で約80%バッテリー性能を延ばすことが出来ます。
外側にバッテリー充電状態を示すランプは無く、内側にオレンジ/グリーンの2色で充電状態を示すランプが搭載されています。
iPhone 6s Smart Battery CaseにiPhone 6/6sを装着すると、iPhone 6/6s本体とバッテリーケース両方のバッテリー状態が表示されます。
バッテリーには、充電をオン/オフするスイッチは搭載されておらず、iOSがソフトウェアコントロールする仕組みのようです。
もう1つバッテリー状態を確認する方法として、通知センターのバッテリーでも確認することが可能です。
iPhone 6s Smart Battery Caseを装着すると「Case」という項目が表示されるようになり、そこでもバッテリー残量を確認することが出来ます。
iPhone Lightning Dockに接続した場合、底面のLightningメスコネクタが奥にあるため、奥に少し寄りかかります。
また、iPhone 6/6sのマイクロフォンと内蔵スピーカーは、iPhone 6s Smart Battery Caseの底面部を通って前面側でサポートされており、裸でDockに装着するよりもサウンド面で有利になります。
iPhone 6s Sart Bamttery Caseの重さは100gでした。
iPhone 6sは143g、iPhone 6は129gなので、装着した場合の重さは、iPhone 6s Plus、iPhone 6 Plusよりも重くなります。
ヘッドフォンジャックにApple EarPods with Remote and Micのコネクタ部分を入れてみました。
ヘッドフォンコネクタが細く真っすぐな場合は問題なく利用することが出来ます。
ヘッドフォンコネクタがL字型だったり、少しでも太いと挿入することが出来ません。
ヘッドフォンアダプタは付属していないため、mophie製パススルーケーブルや、OtterBox製延長オーディオケーブルなどを使用する必要があります。
iOS 9.2以降をインストールしたiPhone 6/6sをiPhone 6s Sart Bamttery Caseに装着し、Lightning – SDカードカメラリーダーを接続してSDカードを挿してみました。
iPad同様に写真が起動し、SDカード内の写真データーを取り込むことが出来ました。
続いて、Lightning - USBカメラアダプタを接続し、ソニーのCyber-shot DSC-RX100M3をmicroUSBケーブルで接続してみました。
マスストレージデバイスとして認識され、デジタルカメラ内の写真データーを取り込むことが出来ました。
従来こうした作業は、バッテリーケースを外す必要がありました。
iPhone 6s Smart Battery Caseの内側を見てみると「FCC model A1585」の刻印がされていて、マニュアルには「クラスB情報技術装置」の記載もされています。
WSJによると、iPhone 6s Smart Battery Caseはパッシブアンテナが内蔵されていて、iPhone 6/6sの携帯電波に影響が出ないようになっているそうです。