A10 Fusionチップについて
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Appleが、iPhone 7・iPhone 7 Plusに搭載したチップ「A10 Fusion」は、iPhone 6の最大2倍の速さで動作するDual Coreと、高性能コアの5分の1の電力で動くDual Coreを組み合わせたQuad Core仕様となっています。
ARMでは「big.LITTLE処理」と呼ばれているもので、2〜3年前からAndroid端末ではよく見られる技術です。
高性能なパフォーマンスコアと、省電力な高効率コアを組み合わせ、負荷変動に応じて両者間で処理を切り替えます。
big.LITTLE対応のコアにはそのスイッチのための機能が備わっており、極めて短時間のうちに両コア間の処理を切り替えて、もう一方を停止することができます。
ソフトウェア的に見ると、big.LITTLE MPはカーネルに組み込まれて自動的にコア間スイッチングを行うとあるので、少なくともサービス層やアプリケーション層で2種類のコアの切り替えを意識する必要はなく、デベロッパー側が意識する必要はない仕組みとなっています。