Apple.com/jpが販売する、SIMフリーの「iPhone X/64GB」（121,824円）を比較対象として、通話も出来る格安SIM「イオンモバイル音声SIM」を使用した場合と、KDDI、ソフトバンク、NTTドコモから購入した場合の２年間支払い総額を比較してみました。

なお、iPhoneは新規契約/MNP/機種変更で変わる料金も比較対象としていますが、iPadとの併用契約とは比較していません。

金額は税込みで計算しています。

格安SIMの多くはデータ通信専用ですが、iPhoneの場合は、通話も出来た方が良いので、イオンモバイル音声SIMプランの1GBと6GBの２パターンで使用した場合での、２年間総支払額を計算してみました。

イオンモバイル音声SIMプラン 1GBで、データ通信はWi-Fiをメインする使用方法の場合、iPhone X/64GBの場合、約15.5万円で抑えることが出来ます。

各キャリアの支払い総額を計算する前に、機種に関係なく掛かる費用として通信料があります。

KDDIとソフトバンクの通話定額通信料は、1GBプランの場合２年間で「127,008円」必要になります。

旧プランの場合は、２年間で「179,729円」必要となります。

KDDIの場合、1GBプランだと毎月割がつきません。

ソフトバンクの場合、1GBプランだと通話定額ライトプランが選択出来ません。

KDDIには、データ利用量に応じて自動的に定額料が変動する「auピタットプラン」と、データをたくさん使う方向けの定額プラン「auフラットプラン」があります。

この２つのプランは、毎月1,000円、１年間割引される「ビッグニュースキャンペーン」（受付2017年12月31日まで）が適用されます。

NTTドコモの通話定額通信料は、2GBプランの場合２年間で「142,560円」必要になります。

2GBプランの場合、カケホーダイライトプランが選べません。

これを基本に、各キャリア別に契約形態における総支払額を計算しました。（各契約事務手数料、家族キャンペーンなどは考慮に入れておりません。）

KDDI、ソフトバンク、NTTドコモで、iPhone Xの本体代金が異なります。

最も安いのは、NTTドコモのiPhone X/64GBで125,064円、最も高いのはソフトバンクのiPhone X/256GBで149,280円となります。

Apple.com/jp価格は64GBで121,824円、256GBで140,184円となります。

ソフトバンクの本体代金と、1GB、5GB、旧プランの通話定額通信料は表の通りになります。

２年間の支払総額は、iPhone X/64GBの場合、1GBプランは258,048円、5GBプランの場合235,440円、旧プランの場合233,729円となります。

1GBプランの場合、通話し放題ライトプランが選べないため、5GBよりも割高になることが分かります。

KDDIの本体代金と、1GB、5GB、旧プランの通話定額通信料は表の通りになります。

２年間の支払総額は、iPhone X/64GBの場合、1GBプランは255,168円、5GBプランの場合236,040円、旧プランの場合234,329円となります。

auピタットプランの通話通信料と、auフラットプランの通話定額通信料の場合、２年間の支払総額は、iPhone X/64GBの場合、auピタットプランは205,402円〜309,082円、auフラットプランの場合283,680円となります。

NTTドコモの本体代金と、2GBと5GBの通話定額通信料は表の通りになります。

２年間の支払総額は、iPhone X/64GBの場合、2GBプランは211,032円、5GBプランの場合249,912円となります。

iPhone Xの場合、SIMフリー版の運用の方がかなり安くなります。

また、KDDI/ソフトバンクの料金プランを比べると、1GBプランよりも5GBプランの方を選んだ方が総支払額が安くなるという逆転現象が起きています。

なお、Apple Watch Series 3（GPS + Cellular）は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクいづれかの回線と契約して使用している、iPhone 6/6 Plus以上（iPhone 5sは対象外）とでしか1つの電話番号を共有できません。

計算協力：ぴよひこむ

関連エントリー：Apple.com/jpのiPhone 8/8 Plus SIMフリーモデルと、各キャリアモデルとの２年間総支払額比較