iPhone XR のカメラ仕様をチェック
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Appleが発表した新型iPhone「iPhone XR」のカメラをチェックしてみました。
TrueDepthカメラは、iPhone XS、iPhone XS Maxと同じ仕様です。
背面広角カメラは、iPhone XS、iPhone XS Maxの背面広角カメラと同じ仕様で、1200万画素裏面照射型センサー、F1.8、6枚構成レンズです。
Appleは、背面の広角カメラ用センサーは新設計だと説明しています。
iPhone XRの背面広角カメラは「F/1.8の開口部、焦点距離26mm(35mm換算)」仕様となります。
レンズ構成は、iPhone XS、iPhone XS Maxの場合「4.25mm/F1.8、6mm/F2.4」ですが、iPhone XRの場合は「4.25mm/F1.8」となっています。iPhone 8は「3.99mm/F1.8」(焦点距離28mm [35mm換算])でした。
従来と同じくDisplay P3プロファイルが埋込されます。
iPhone XRのTrueDepthカメラは、iPhone X、iPhone XS、iPhone XS MaxのTrueDepthカメラや、iPhone 8・iPhone 8 PlusのFaceTime HDカメラと同じ、積層型有効約700万画素CMOSセンサーを採用し「F/2.2の開口部、焦点距離32mm(35mm換算)」仕様となります。
レンズ構成は、iPhone XS、iPhone XS Maxと同じ「2.87mm/F2.2」仕様です。
iPhone XRは、背面カメラでポートレート撮影を行った場合、単眼カメラでありながら、A12 Bionicチップの8コアNeural Engineを使用した新しい深度コントロールにより「自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明」の3つが利用できます。
デジタル処理のため、人物に特化した形でのポートレート撮影になります。
撮影後、いつでも編集で被写界深度を自由に変えることが可能です。
範囲はF1.4〜F16の範囲で自由に変更出来ます。
なお、iPhone XRで撮影したポートレート写真をiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone Xで表示した場合、後編集可能です。
iPhone XRの背面カメラは、ポートレートの深度情報を取得する方法として「Portrait Effects Matte」を使用しているため、人物のみポートレート撮影が行えるようです。
iOS 11以降で利用可能なDepth mapと、iOS 12以降で追加された「Portrait Effects Matte」に対応したカメラアプリ「infltr 3.0」を使用し、背面カメラをチェックしたところ、iPhone XRではDepth機能は有効になりませんでした。
iPhone XRの背面カメラのポートレート撮影は標準カメラでのみ有効になるようです。
iPhone XRは、TrueDepthカメラでポートレート撮影を行った場合、A12 Bionicチップの8コアNeural Engineを使用した新しい深度コントロールにより、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone Xと同様に「自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノ)」の5つが利用できます。
撮影後、いつでも編集で被写界深度を自由に変えることが可能です。
範囲はF1.4〜F16の範囲で自由に変更出来ます。
TrueDepthカメラ側に関しては、iPhone XS、iPhone XS Maxと同じ性能のようです。
iPhone XRは、動画撮影の最大3倍デジタルズームが利用出来ます。
また、動画撮影のステレオ録音も可能です。
動画撮影時の露出は、マイナス2EV値固定で設定されているようです。
iPhone XRのTrueDepthカメラ仕様は、iPhone XS、iPhone XS Maxと同じで、映画レベルのビデオ手ぶれ補正(1080pと720p)、ビデオの拡張ダイナミックレンジ(30fps)性能が追加されています。
そのため、TrueDepthカメラでビデオ録画を行った場合、デジタル手ブレ補正の影響により、iPhone XS、iPhone XS Maxと同様に画角が狭くなります。
iPhone XRの背面広角カメラは直径10.93mmでした。
iPhone 8、iPhone 7の背面カメラは直径8.57mmでしたので、レンズが大型化されていることが確認できます。
なお、iPhone XS、iPhone XS Maxの背面カメラ幅は11.26mmとなっています。