Appleが発売を開始したiPhone XS用Qiワイヤレス充電対応バッテリーケース「iPhone XS Smart Battery Case」を試してみました。

同時に、iPhone XS Max用バッテリーケース「iPhone XS Max Smart Battery Case」、iPhone XR用バッテリーケース「iPhone XR Smart Battery Case」も販売開始されています。

ブラックとホワイトの２色がラインアップされています。

iPhone XS Smart Battery Caseは、iPhone XS専用に設計されているため、底面のスピーカーとマイク穴が左右非対称デザインとなっています。

また、Lightningケーブルで充電するためのLightningポートも装備されています。

Qi規格の充電器に対応し、iPhoneとSmart Battery Caseを同時に充電すれば、通話は最大37時間、インターネット利用は最大20時間に延長されます。

バッテリー容量は1369mAh（10.1Wh）で、入力は5V/5.2V/9V/14.5/15V/3A（最大45W）、出力は8.7V/0.7A（6W）仕様と表記されています。

iPhone XSにiPhone XS Smart Battery Caseを装着すると、ロック画面に、iPhone XS Smart Battery Caseのバッテリー残量とiPhone XSのバッテリー残量が、一瞬だけ両方表示されます。

Smart Battery Caseには電源ボタン等はなく、iPhone XSに装着すると自動的に充電が開始され、満充電になると充電が停止する仕組みとなります。

iPhone XS Smart Battery Caseを装着した状態で、コントロールセンターを表示しても、iPhone XS本体のバッテリー残量しか表示されません。

iPhone XS Smart Battery Caseのバッテリー残量を確認するには、ホーム画面やロック画面で、または通知が表示されている間に、右にスワイプして「今日の表示」の中にある「バッテリー」項目で確認できます。

iPhone XSにiPhone XS Smart Battery Caseを装着した状態で、Qiワイヤレス充電ができます。

最初にiPhone XS側の充電がおこなわれ、iPhone XSが満充電になるとiPhone XS Smart Battery Caseの充電が行われます。

iPhone XS Smart Battery Caseは、USB‑PD対応の61W USB-C電源アダプタと、USB-C - Lightningケーブルを使うとさらに高速に充電できます。

エリアのPD対応のUSB-Cワットチェッカー「SD-VACK2」で計測したところ、最大10W前後で充電が行われていました。

次に、iPhone XSにiPhone XS Smart Battery Caseを装着し、61W USB-C電源アダプタとUSB-C - Lightningケーブルで充電したところ、最大22W前後で充電が行われていました。

Qiワイヤレス充電よりもLightningケーブルによる充電のほうが急速充電となります。

Apleは、互換性としてiPhone Xを含めていませんが、iPhone XにiPhone XS Smart Battery Caseを装着してみました。

iOS 12.1以降がインストールされていれば、iPhone Xを充電することが可能でした。

ただ、底面のスピーカーとマイクの穴がiPhone XS専用設計のため、iPhone Xの左側底面穴の一部を塞いでしまいます。