Apple、iOS 17.1でフランスにおけるiPhone 12のSAR規制問題を改善
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Appleが、サポート情報「iPhone 12 とフランスの SAR テストについて」を公開しています。
2023年9月12日に、フランス国家周波数庁 (ANFR) は、iPhone 12 が規定の比吸収率 (SAR) の上限を超えていることに関する声明を発表しました。
欧州の規制では携帯電話に関して、電磁波が一定時間内にどれだけ人体に吸収されるかを示す「SAR」を、手に持った状態かポケットに入れた状態で4W/kgまでに制限していますが、フランス国家周波数庁 (ANFR) が調べたところ、iPhone 12では5.74W/kgと測定されたそうです。
Appleは、2020年の製品発売以来、iPhone 12 は、全世界の SAR (比吸収率) 関連規制および基準を満たしている、または上回っているという認定や認証を受けてきており、これらの国際的な規制と標準が定められているのは、デバイスが人体に近接しているときのエネルギー伝送量に上限を設けるためだと説明しています。
iOS 17.1 には、フランスのユーザを対象とした iPhone 12 用のアップデートが含まれていて、このアップデートにより、デバイスが人体から離れた静止面に置かれているときに電力低減を求める、前述の試験プロトコルに対応するようになると説明しています。