Brian Tong氏が、YouTubeにて、Apple Parkをゴルフカートで巡りながら、AppleのiPhoneプロダクトマーケティング担当ヴァイスプレジデントKaiann Drance氏、カメラソフトウェアエンジニアリング担当ディレクターAlok Deshpande氏、ハードウェアテクノロジー担当Anand Shimpi氏（AnandTech創設者）、写真＆カメラプロダクトマーケティング担当シニアマネージャーDella Huff氏、ワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアヴァイスプレジデントGreg Joswiak氏らにインタビューする「State Of The iPhone: Ride Along w/ Joz & Friends at Apple Park!」を公開しています。

勤続16年目でiPhoneを担当して12年のKaiann Drance氏は、iPhone 11に12MPメインカメラと超広角カメラを搭載してからを考えても、iPhone 15の48MPメインカメラと超広角カメラとの組み合わせでは飛躍的に性能がアップしたと語っています。

Dynamic Island、アクションモード、ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影、ナイトモードのタイムラプス、シネマティックモードなど様々な機能進化があるが、5年前のiPhone 11に遡って考えてみると、誰も想像していなかったことが実際に手元にあると語っています。

Alok Deshpande氏は「iPhoneのカメラは私達の生活に不可欠なものであり、最も重要な思い出を記録する方法であり、写真や動画の品質を次のレベルに引き上げる方法を考えているが、それだけでなく、これまでの携帯電話では不可能だった新しい創造的な可能性や体験をどのように提供できるかについても考えている。」と語っています。

Brian Tong氏がレンズフレアについて質問するとAlok Deshpande氏は「全ての光学システムには何らかのフレアの特徴があり、常にカメラの設計でパフォーマンスを最適化しようと務めていて、全体的な機能は信頼性であり、可能な場合にはフレアを軽減するために高度な計算も活用している。」と説明しています。

Anand Shimpi氏は、iPhone Xに搭載したA11 Bionicチップの2コアNeural Engineは毎秒6000億回の演算処理ができたが、A17 Proチップでは16コアNeural Engineとなり、毎秒約35兆回の演算処理となり、ほぼ60倍の計算能力を発揮していると説明しています。

CPUにはMLアクセラレーターが搭載され、GPUはAIの強力なパワーハウスです。カメラのシーンの理解から、カメラの設定、最終的な画像キャプチャの改善までの両方を行っている。大規模な言語モデルはデバイス上にあり、Tim Cook CEOはいくつかのエキサイティングなものが近々登場すると述べてたと思うが、ハードウェアとオファーの観点から、非常に良い位置にいると思うと語っています。

勤続14年目のDella Huff氏は、Appleのエコシステムの中で誇りに思っていることは、ハードウェアとソフトウェアのシームレスな統合で、準備が整ったと判断した時にのみ機能をリリースするが、このハードウェアとソフトウェアのシームレスな統合の最近の例として「空間ビデオ」があり、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxの超広角カメラは同じ水平軸上に配置されいるが、それを実現したのは、Appleのビデオエンジニアリング、iPhoneハードウェアエンジニアリング、カメラソフトウェアチーム、visionOS & Vision Proの数多くの異なるチーム間の相互調整によるもので、これら全てのチームが団結して目的を達成する必要があった。と述べています。

ゴルフカートに体当たりして登場したGreg Joswiak氏は、iPhoneは完璧だと思うたびに、もっと良くするために他に何ができるだろう？私たちの素晴らしいチームは、どうすれば少し良くなるかではなく、もっと良くできるかを考え出すと語っています。

iPhone 15 Proのカメラは、iPhone 14 Proのカメラよりもはるかに優れていて、私が本当に興奮するのは、ビデオストーリーを見るときです。私たちはiPhoneでのビデオ撮影に誇りを持っており、他のスマートフォンを競争相手として見ていないのが現実です。

私たちはプロフェッショナルなビデオカメラをベンチマークとして見ていて、どうすればそれに匹敵するカメラを作れるのか？そして、15 Proと15 Pro Maxでそれができたと感じていると話しています。