接続済みのアカウントを別のiPhoneで復元できる2段階認証プロセスアプリ「Salesforce Authenticator」を試す
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Salesforceが、iPhone/Apple Watch用2段階認証プロセスアプリ「Salesforce Authenticator」を、App Storeにて無料配布していたので試してみました。
2段階認証プロセスアプリとして普及しているのは「Google Authenticator」「Microsoft Authenticator」だと思いますが、セキュリティの観点から、アプリのバックアップからアカウントは復元されないため、iPhoneを紛失、盗難、本体修理交換した場合、そのiPhoneに登録した情報から表示されるコードは二度と復活しません。
Salesforce Authenticatorは、アカウントのバックアップを作成でき、iPhoneを紛失、盗難、本体修理交換した場合に、接続済みのアカウントを別のiPhoneで一括復元することができます。
Amazonの「高度なセキュリティ設定」の2段階認証の設定を例にすると、バックアップ手段として認証アプリ登録があり、そこで表示されるQRコードをSalesforce Authenticatorアプリで読み込んで登録を完了します。
なお、すでに別の認証アプリが追加されている場合、アプリ登録を追加を選択すれば、既存の認証アプリをそのまま継続使用することも出来ます。
右上隅の通知アイコンで「バックアップを有効化」をタップします。
次に、左上隅の設定アイコンをタップして「アカウントをバックアップ」をタップします。
バックアップを有効にしたら、携帯番号を確認し、4 桁のパスコードを設定して、バックアッププロセスを完了します。
プロンプトが表示されたら、携帯番号を入力して「送信」をタップします。
Salesforce Authenticator からリンク付きのSMSメッセージが送信されます。
SMSに届いたテキストメッセージ内のリンクをタップします。
Salesforce Authenticator を開くための許可を求められたら「開く」をタップして承認します。
接続済みアカウントの復元するには、検証済み電話番号のSIMが入った新しいiPhoneを用意して、Salesforce Authenticatorアプリをダウンロードして「それでは始めましょう」画面で「バックアップからの復元」をタップします。
プロンプトが表示されたら、携帯番号を入力して「送信」をタップします。
Salesforce Authenticator からリンク付きのSMSメッセージが送信されます。
SMSに届いたテキストメッセージ内のリンクをタップします。
Salesforce Authenticator を開くための許可を求められたら「開く」をタップして承認します。
接続済みのアカウントが表示されたら、復元プロセスは完了です。
Apple Watchにも対応しており、Salesforce Authenticator for Apple Watchから2段階認証プロセス番号を確認することも可能です。
なお、接続済みのアカウントは、同時に 1 つのiPhoneでのみ有効にでき、2 番目のiPhoneで接続済みのアカウントを復元すると、前のiPhoneからはアクセスできなくなります。
新しいiPhoneで接続済みのアカウントを復元するには、新しいiPhoneで新しい接続済みのアカウントを作成する前にアカウントを復元します。
新しい接続済みのアカウントを作成した後にバックアップから接続済みのアカウントを復元することはできません。