WondershareのiPhone/iPad用カメラ＆動画編集アプリ「Filmora for iOS」（旧名：FilmoraGo）を試してみました。

必要な基本ツールがすべて揃っていて、ビデオの撮影、クリップのトリミング、ビデオの編集からビデオの共有まで、これらすべてを行うことができます。

3日間無料で試すことが可能で、それ以降は、月払い、年間払い、買い切りの3種類で購入可能です。

Filmora for iOSは、多彩なカメラ機能を搭載しています。

アプリを起動し「カメラ」をタップすると、大量のスタイリッシュでトレンディなステッカー、フィルター、ARフィルタ効果が使用可能です。

クール、キュート、または衝撃的なものを探しているかどうかにかかわらず、FilmoraにはSNS映えする動画撮影がこれだけで行えます。

Filmora for iOSは、iPhone 14シリーズ、iPhone 13シリーズ、iPhone 12シリーズ、iPhone 11 シリーズ、iPhone XSシリーズ、iPhone XR、iPhone SE (第2世代)以降、iPad Pro 2018以降のデバイスで利用可能な、背面カメラ、およびフロントカメラを同時に使って撮影が行えるマルチカム動画撮影に対応しています。

Filmora for iOSには、予め、For You、New、TikTok、Lyrics、Beat、ミュージックビート、Event、Instagramにジャンル分けされたテンプレートが用意されています。

好きなジャンルを選び、プレビュー表示されている動画から作成したいテンプレートをタップします。

次に作成ボタンをタップし、指示された動画クリップ数を、写真ライブラリから選択するだけで、スタイリッシュな動画を簡単に作成することが出来ます。

Filmora for iOSで「新しいプロジェクト」ボタンをタップして、手動で動画編集することも可能です。

プロジェクトに必要なビデオまたは写真を選択し、下部にある「インポート」ボタンをタップして、これらのメディアファイルをインポートします。

動画の特定の部分をクリップしたい場合は、トリミングするビデオクリップを選択すると選択したクリップがハイライトされます。

クリップの最初と最後のフレームでボタンを長押しし、前後にドラッグして不要な部分をトリミングします。

2 本の指でつまむと、タイムラインを拡大縮小できます。

ビデオクリップを 2 つ以上の部分に分割するには、タイムライン上でビデオクリップをドラッグし、分割するフレームに再生ヘッドを置いたままにします。

次に、分割ボタンをタップして分割を完了します。

タイムライン上のクリップの順序を調整したい場合も簡単で、目的のクリップを長押ししてドラッグするだけで、その位置を調整できます。

タイムラインでクリップを選択し「コピー」ボタンをタップすると、クリップのコピーを簡単に取得できます。

ビデオクリップとビデオクリップの間に表示される「｜」ボタンをタップすると、トランジションが選択できるようになっています。

ベーシック、モーション、ズーム、3D、MG Transitions、World Cup、Particle Trailesなど複数のデザインが選べます。

一番右端にある家アイコンをタップすると、さらにトランジションデザインを追加することが出来ます。

Filmora for iOSは、アプリ内でアクセスできるロイヤリティフリーの音楽ライブラリが利用可能になっていて、何千もの曲と効果音から選択できます。

もちろん、iTunes ライブラリから音楽を挿入したり、自分のナレーションを録音したりすることもできます。

Filmora for iOSのミュージックでは、使用したい曲をプレビュー再生して確認することが可能です。

テキストは、重要な機能や重要なポイントを強調して、視聴者や視聴者にブランド マーケティングや動画制作に関する動画の注目を集める上で重要な役割を果たします。

タイムライン上でビデオをドラッグして、再生ヘッドをテキストを追加したい場所にとどめます。次に「テキスト」アイコンをタップして「追加」を選択します。

テキスト フィールドに、ビデオに追加するテキストを入力します。入力したら、チェックマークのアイコンをタップして続行します。

テキストがクリップに追加され、必要に応じて、特定のシーンに合わせてテキストを自由に移動できます。

テキストには、スタイルやアニメーションを追加することも可能です。

Filmora for iOSには、動画の印象を変えるスタイリッシュでクールなステッカーがたくさん用意されていて、必要に応じて自由に追加することが出来ます。

ビデオ編集インターフェイスに入り、タイムライン上でビデオをドラッグして、ステッカーを追加したい場所に再生ヘッドを留まらせます。

複数あるステッカーから好きなものを選択してタップすると、クリップに追加されます。

追加したスタンプがタイムラインに表示されます。

必要に応じて、プレビュー ウィンドウで移動またはサイズ変更できます。

Filmora for iOSには、3D LUT やサイバーパンクなどの一般的なフィルター効果や高度なフィルター効果を使用して、ビデオを目立たせるフィルタが多数用意されています。

ビデオ編集インターフェイスに入り、タイムライン上でビデオをドラッグして、フィルタを追加するクリップに再生ヘッドを留まらせ「フィルター」をタップします。

フィルターを選択し、タップして適用します。

プレビュー ウィンドウを介して、フィルターが追加されたビデオを表示できます。

フィルターのアルファ不透明度 (透明度) は 0 ～ 100 の値で、値が低いほど、フィルターの透明度が高くなります。

フィルタの上にカーソルを移動すると、アルファの不透明度を調整できます。

Filmora for iOSで、クールなエフェクトを追加することで、創造的な効果を加え動画を次のレベルに引き上げることが出来ます。

ビデオ編集インターフェイスに入り、タイムライン上でビデオをドラッグして、再生ヘッドをエフェクトを追加したい場所にとどめます。

エフェクトデザインをタップすると、たくさんのシックなエフェクト効果を見ることができます。

Filmora for iOSは、ビデオ、画像、ステッカー、特殊効果、またはテキストをフローティング ウィンドウに追加して、オーバーレイ効果を得ることができる「ピクチャーインピクチャー」（PiP）機能が用意されています。

ビデオ編集インターフェイスに入り、タイムライン上でビデオをドラッグして、再生ヘッドを PiP エフェクトを追加したい場所にとどめます。

PiPをタップし、写真ライブラリから素材を選択し「インポート」タブでオーバーレイ クリップとして追加します。

追加されたオーバーレイ クリップがタイムラインに表示されます。

必要に応じて、サイズを変更したり、プレビュー ウィンドウ内の位置を変更したりできます。

Filmora for iOSには、動画に背景を追加し、最適な縦横比を選択して、ビデオを素晴らしい絵画に変えることができます。

ビデオに背景を追加する場合は「背景」をタップします。

また、ビデオをぼかしたり、単色の背景やアルバムの写真を追加したりすることもできます。

Filmora for iOSは、細かい調整機能も用意されています。

明るさを調整する「曝光」、全体的な明るさのバランスを調整する「対比度」、部分的なカラーを強調する「飽和度」および「自然飽和度」、色相 (Hue)、彩度 (Saturation)、輝度（Lightness / Luminance または Intensity）の3つの成分からなる色空間を調整出来る「HSL」、色温度調整など、かなり細かい調整機能が多数用意されています。

Filmora for iOSをPro版にするとユーザーが作成した動画であることを証明するための「透かし」を追加することが出来ます。

この透かしは、YouTube ショート、Instagramのストーリーなどで、アカウント名をハイライト表示するのに便利な機能になります。

Filmora for iOSで動画作成が完了したら「エクスポート」をタップして、動画を書き出しを行います。

解像度「720P」「1080P」「2K/4K」から選べます。

試用版でエクスポートされた動画には「Wondershare Filmora」の透かしが入った状態で保存されます。

Filmora for iOSは、編集したビデオをエクスポートした後、Instagram、YouTube、Facebook、TikTok、WhatsApp などのソーシャルプラットフォームに直接共有することが出来ます。

下部の「共有先」セクションでこれらのプラットフォームのいずれかを選択するだけで、エクスポートしたビデオをすぐに投稿できます。

Filmora Pro for iOSへのアップグレードは、1ヶ月だけの利用の場合は960円/月で、年間契約で月払いの場合は408円/月、買い切りの場合は7,800円で購入出来ます。

iPadやMacなど複数ぷらっとフォームで利用する場合、年間契約で667円/月で購入できます。

Wondershareは、Mac用の動画編集ソフトウェア「Filmora 11 for Mac」も提供しています。

初心者の方でも使いやすい動画編集ソフトで、動画編集やパソコン操作が苦手な方でも、ハイクオリティーな動画を作れます。

Filmoraにはインスタントモード、プリセットテンプレート、オートモンタージュが用意されており、数ステップで動画を作成できます。

また、Filmoraには、グリーンスクリーン、キーフレームなど、さらに使いやすい豊富な機能とエフェクトが搭載されています。