Apple、Mastered for iTunesの名称を「Apple Digital Masters」に変更
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Billboardが、Appleは、これまでiTunes用のマスターを最高の音質で提供するマスタリング音源名称として使用してきた「Mastered for iTunes」を「Apple Digital Masters」に変更すると発表したと伝えています。
Appleは、アメリカののトップ100の約75%、およびこのプログラム下で世界的に作成されたトップ100の71%は、Apple Digital Mastersで配信されていると説明したそうです。
すでにiTunes Storeで配信されているMastered for iTunesの表示がApple Digital Mastersに変更されています。
音源品質は従来のままで、再生システム環境も変わっていません。
2012年1月に更新された「Mastered for iTunesテクノロジーの概要」を、2019年7月に「Apple Digital Masters テクノロジーの概要」として更新し、その中で「3億1500万台を超えるiOSデバイス」という記述が「10億台を超えるアクティブなiOSデバイス、Mac、Apple TV、HomePods」という記述に変更されています。
Apple Digital Mastersの名称を受ける楽曲は、マスター音源が24bit以上のファイルである必要があり、アップサンプリングファイルは認められない点や、既存のリリースと比べて音質の向上が明確であり、審査を通過した音源であることなどの規定は変わっていません。
Appleは、Apple Digital Mastersについて、マスター音源がCDスペックと比べてサンプリング周波数と量子化ビット数が高いハイレゾ音源であることは保証していますが、配信音源やダウンロード音源もハイレゾであるとは言っていません。
ただ、iTunes Plus AACファイル用として推奨されてきたエンコード仕様「サンプルレート44.1kHz、256kbps」は、iTunes Plus AACファイルの名称が無くなり「256kbps AAC」とだけの記述に変更されています。