macOS Sierra:凸版文久体、游教科書などの教育向けフォントが追加される
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中国Q&Aサイト、知乎に投稿された情報として、macOS Sierraには、新しく日本語フォントとして、凸版文久体、游教科書などのフォントが追加されているそうです。
これらは、小学校教育で習う文字の形を意識しつつ、未来を見据えてつくられた書体といわれています。
Appleは、Swift Playgroundsなど、未来を担う子供達への機能を多く追加しているようです。
凸版文久ゴシック Pr6N R
凸版文久ゴシック Pr6N R/DB
凸版文久見出し明朝 StdN EB
凸版文久見出しゴシック StdN EB
游教科書N M/B(縦組み・国語用)
游教科書N横用 M/B(横組み・理科算数用)
游明朝(+36ポかな)E
凸版文久ゴシック Rは、横組みでの使用に特化して作られた本文用ゴシック体です。
従来の凸版印刷書体が持つわかりやすさと読みやすさを踏襲しながら、現代の文字環境に最適化させるために、大幅な改良がなされているそうです。
凸版文久見出し明朝 EBは、勢いのある運筆が特徴の見出し用明朝体で、従来の凸版書体とその源流である築地体の骨格をベースに、あらたにデザインされています。
凸版文久見出しゴシック EBは、2016年02月から発売されたばかりのフォントで、太くしっかりとした線画でありながら角張らない設計で、力強さとやさしさを兼ねそなえ、読み手の目線を惹きつけるデザインが特長のゴシック体です。
字游工房の游教科書体 Nファミリーは、ボールペンや鉛筆などの硬筆で書かれた筆跡を取り入れた現代的な教科書体です。
教科書制作会社と共同開発することによって、漢字の筆順や仮名の筆法など、教科書体に求められるスペックを高いレベルでクリアしているそうです。
游明朝体36ポかな Eは、太い見出し用の明朝体を游明朝体の最も太いウエイトで開発されたのに合わせたフォントで、游明朝体の漢字と合わせて使えるクラシカルな仮名書体です。
大正時代に制作された36ポイント(見出し向けサイズ)の金属活字をベースにデザインしているそうです。
なお、WWDC2016のセッションでは、AppleのBold Roman Italic担当デザイナー、Antonio Cavedoni氏による「Typography and Fonts」や、「Inclusive App Design」「Internationalization Best Practices」などで、これまで詳しく語られることがなかったフォントデザインの考え方や、マルチ言語対応に関する考え方などが解説されています。