MacBook Air (11-inch, Late 2010) と turbo.264 HDの組み合わせで、iMovie 11の動画書き出し時間を短縮化
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Appleの「MacBook Air (11-inch, Late 2010)」は、1.4GHz Core 2 Duo(L2 cache 3MB)プロセッサという現在のMacintoshラインナップ上で一番遅いプロセッサが採用されています。通常の作業では、SSDドライブの恩恵を受けて、あまりストレスを感じないとは思いますが、iMovie '11から動画書き出しを行った場合、さすがにCPUパワーが足りない感じです。
それを補うには、Elgato SystemのUSB 2.0接続ハードウェアエンコーダ「turbo.264 HD」を使うと良いんじゃないかと思い、動画書き出し性能をチェックしてみました。
元動画サンプルファイルは、Xacti VPC-HD2000Aで撮影したフルHD動画(92.5MB)ファイル(1920 x 1080 30fps・12Mbps)を、iLife '11のiMovie '11に取込んで、共有>ムービーを書き出すから「HD1080p」を選択した場合と、QuickTimeを使用して書き出すから「ムービーから Elgato Turbo.264 HD」を選択し、出力を「HD 1080p」を選択した場合の2種類で掛かる時間を計測してみました。
結果は、iMovie '11から書き出しにかかった時間は「11分19秒」、turbo.264 HDを使用して書き出しにかかった時間は「2分56秒」と「約3.8倍」短縮することが出来ました。
同じ作業を、MacBook Pro (15-inch, Mid 2010)/2.66GHz Corei 7で行ってみたところ、iMovie '11から書き出しにかかった時間は「6分24秒」、turbo.264 HDを使用して書き出しにかかった時間は「2分20秒」となり、turbo.264 HDを使用して書き出しに掛かる時間の差は約1.2倍しかなく、MacBook Air (11-inch, Late 2010)と、turbo.264 HDとの組み合わせは、かなり強力だという事が確認出来ます。
もう一つのメリットとして、同じ解像度の動画ファイルを書き出しする場合、iMovie '11から書き出しの場合のファイルサイズは「154.8MB」、turbo.264 HDを使用して書き出ししたファイルサイズは「73.4MB」と「約2倍」ファイルサイズが小さくなります。
これもSSDドライブの空き容量を考えると、この差は大きいんじゃないかと思います。
コーデックエンジンは、CoreCodecの「CoreAVC H.264 Video Decoder」が採用されていて、実際に画質の差は、どの程度あるのかと思う方のために、書き出しした動画ファイルで、同じシーンをキャプチャして比べてみました。
turbo.264 HDの場合、黒が締められていて、空の色にブロックノイズが少し発生しています。もっとも自動設定で書き出しを行った場合の結果で、turbo.264 HDソフトウェアでパラメーターを変更して画質を改善することも可能です。
iMovie '11には、プロジェクトファイルが残っているので、モバイル環境ではなく、かつ時間がある時にiMovie '11から再書き出しを行う事も出来るので、モバイル環境では、turbo.264 HDとの組み合わせが、CPU占有時間も短縮でき、バッテリー消費も抑えられるので良いんじゃないかと思います。
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