Thunderboltケーブルを使用したターゲットディスクモードをチェック
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Appleが販売を開始した「Apple Thunderboltケーブル (2.0 m)」を使用し、MacBook Pro (Early 2011)間でターゲットディスクモードを利用した場合の転送速度がどれくらいがチェックしてみました。
iMac (Mid 2011)、MacBook Pro (Early 2011)で、起動時に「T キー」を押したままにすると、外付けハードディスクとして利用出来るターゲットディスクモードとして「FireWire 800」と「Thunderbolt」の両方のアイコンが画面上に表示されます。
この状態で、FireWire 800とThunderboltを使って、ファイルの転送速度がどれくらい違うのか試してみました。
サポート情報「Thunderbolt ケーブル (2.0 m) について」に説明があるように、どちらかの接続方法しか選択出来ません。
約13GBのiPhotoライブラリーを転送してみたところ、FireWire 800ケーブルを使用した場合と比べて、あまり差が出ないことが分かりました。これは、内蔵ハードディスクの性能に加えて、膨大な写真ファイルを転送する作業だからだと考えられます。
AppleのThunderboltの説明では「FireWire 800の最大12倍」と書かれていますが、これは、転送速度の上限値が高いという意味で、Thunderboltの転送性能を引き出すためには、それなりのRAIDドライブを利用する必要があると考えられます。
なお、Thunderboltケーブルを利用して、ターゲットディスクモードでドライブをマウントすると、FireWireやUSBマウントは異なり、マークが無いドライブアイコン表示になります。
Promise Technologyの「Pegasus」には、予めカスタムアイコンが用意されているため、マウント時に青いアイコンでマウントされます。
協力:ApplePlan
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