MacBook Pro (Retina Mid 2012)のUSB 3.0ポートを利用し、ニコンのD800を使用したテザー撮影を試す
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アドビ システムズとコマーシャル・フォトが共同開催した「デジタルフォト & デザインセミナー 2012」において、平山 ジロウ氏が、HP Z1 Workstation(B4F75PA#ABJ/ハイエンドモデル)のUSB 3.0ポートと、iMac (27-inch, Mid 2011)のUSB 2.0ポートを使用し、ニコンの「Camera Control Pro 2」でテザー撮影を行った場合のレスポンス比較を紹介していました。
ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D800」と「D800E」は、USB 3.0ポート(USB 3.0 Micro-B)を装備していて、USB 3.0接続の場合はストレスなくテザー撮影が行えるが、USB 2.0の場合だと途中で止まってしまうと動画レビューで説明していました。
それを見て、USB 3.0ポートを持ったMacBook Pro (Retina Mid 2012)、MacBook Pro (Mid 2012)、MacBook Air (Mid 2011)ではどうだろうかと確かめてみることにしました。
物書堂の廣瀬氏に協力してもらい、MacBook Pro (Retina Mid 2012)/2.6GHz/8GB/512GBFDで検証してみました。
D800EでRAWのみで撮影し、「Camera Control Pro 2 Ver.1.11.0」で撮影するときはカメラ側のSDカードには保存されないため、USBとPCだけがボトルネックになる環境でテストしました。
「AF & 撮影」と「撮影」を手動で押して撮影する場合は、いくらでも撮影でき「撮影」を押すと転送が終わるまで「撮影」がディスエーブルになります。
「撮影」がイネーブルになったらすぐに撮影するというのを10回繰り返したら30秒でした。最高で3秒に1枚撮影できるということが確認出来ました。
しかし、インターバル撮影モード(自動でシャッターを切るモード)で3秒ごとにシャッターを切るように設定したところ、8から10枚で止まってしまいました。カメラとうまく同期できていない感じで、こうなるとカメラの電源を一度落とす必要があります。
HP Z1 Workstationは、Xeon E3-1280 Quad Core 3.5GHz(3.9GHz)メモリ16GBというハイエンド仕様で、インターバル撮影モードの場合24枚以上いけるそうなので、メインメモリ容量の差によるのかもしれません。
Appleの「Aperture 3」でもD800のテザー撮影を行えます。
ファイル>テザー>新規セッションを開始…を選ぶとテザー設定が表示されます。
セッションを開始すると、こんな感じでHUDにD800Eと表示されます。「取り込む」を押すと撮影できます。
1枚は撮影して取り込まれますが、2枚目を撮影するとシャッターは切れるんですが、こんな感じでカメラを認識しなくなります。カメラ側はデータを転送した気になっているように見えます。
カメラの電源をOFF/ONすると復活します。
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