Apple、MacBook Air (11-inch, Early 2015)のPCIeベースフラッシュストレージをSATA ExpressからNVMExpressに変更している
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Appleが、2015年3月から発売している「MacBook Air (11-inch, Early 2015)」のPCIeベースフラッシュストレージを、SATA Express接続からNVMExpress接続に変更していることが分かりました。
これは、読者が、MacBook Air (11-inch, Early 2015)のフラッシュストレージ修理を行った際、APPLE SSD AP0256Hに変わっていたという報告があり、独自に調査した結果、実際に変わっていることが確認出来ました。
具体的な時期は不明ですが、少なくとも2015年10月中旬から変更されているようです。
確認出来たPCIeベースフラッシュストレージは「APPLE SSD AP0128H」と「APPLE SSD AP0256H」の2種類で、256GBフラッシュストレージは、MacBook (Retina 12-inch, Early 2015)で基板直付けされている形式名と同じでした。
Blackmagic Disk Speed Testを使用し、SATA Express接続の「AAPLE SSD SM0256G」と、NVMExpress接続の「APPLE SSD AP0256H」とをベンチマーク比較してみました。
AAPLE SSD SM0256Gは「Write 555.7MB/s、Read 694.5MB/s」、APPLE SSD AP0256Hは「Write 509.1MB/s、Read 1086.3MB/s」という結果で、Read性能が約1.6倍高速化されています。
MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2015)の場合、SATA Express接続ですが、リンク速度は「8.0 GT/s」で「Write 1182MB/s、Read 1887MB/s」という性能があり、今回のMacBook Air (11-inch, Early 2015)のNVMExpress接続は、SATA Express接続と同じ「5.0 GT/s」のリンク速度のため、性能が制限された状態のようです。
なお、2015年10月以降に出荷されたMacBook Air (13-inch, Early 2015)は、SATA Express接続モデルしか確認出来ませんでした。