iMac Pro (2017) をチェック
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Appleが出荷を開始した「iMac Pro (2017)」をチェックしてみました。
インテル Xeon W プロセッサーのは8コア、10コア、14コア、18コアが選択可能で、GPUは、Radeon Pro Vega 56またはRadeon Pro Vega 64グラフィックプロセッサが搭載されます。
筐体を含め、アクセサリーなどは、スペースグレイカラーで統一されています。
同梱される「スペースグレイMagic Mouse 2」と「スペースグレイMagic Keyboard(テンキー付き)」は、iMac Pro (2017)専用カラーモデルとなっていて、単品販売は行われていません。
なお、C.T.O.でオーダーする場合のみ「スペースグレイMagic Trackpad 2」が選択可能です。
スペースグレイMagic Mouse 2とスペースグレイMagic Keyboard(テンキー付き)は、製品型番自体は従来と同じですが、システム環境設定のBluetoothを見ると、黒いキーボードとマウスとして認識されます。
iMac Pro (2017)に同梱されている、Apple Lightning - USBケーブルは黒色で専用モデルとなっています。
Beats by Dr. DreのBeatsXイヤフォンとBeats Pill+にも黒いLightning -USBケーブルが同梱されていますが、iMac Pro (2017)に同梱されているのは、Lightningコネクタ端子の先も黒色となっています。
背面ポートは、3.5mmヘッドフォンジャック、SDXCカードスロット、USB 3ポート x 4、10Gb Ethernetポートが装備されています。
Thunderbolt 3ポートは、iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017)の2ポートよりもさらに2つ増えて4ポート仕様となっています。
SDXCカードスロットはUSB 3.1 Gen 1接続でiMacと同じですが、新しく「UHS-II」をサポートしています。
iMac (2017)では、マイク位置が底面側に配置されていますが、iMac Pro (2017)の場合は、1080p FaceTime HDカメラの左右にマイクが配置されています。
また、FaceTime HDカメラの頭の部分と背面側にもマイクが搭載されています。
おそらく、ファンの音をノイズキャンセリングするためにマイクが増えたと考えられます。
iMac Pro (2017)のメモリは「2666MHz DDR4 ECC」仕様で、最大128GBまで対応しています。
iMac (Retina 27-inch)シリーズとは異なり、ユーザーによるメモリ増設スロットは用意されていません。
メモリのアップグレードを希望する場合は、Apple 正規サービスプロバイダに相談する必要があります。
なお、Apple Storeの場合は、修理交換のみの対応で、メモリ増設作業には対応していません。
2017年以降に発売されたMacは、電源を入れても起動音は鳴りません。
iMac Pro (2017)の電源ボタンは、Mac の SMC (システム管理コントローラ) をリセットする機能にも使用します。
iMac Pro (2017)の終了した後に、電源ボタンを8秒間押し続けます。
その後、数秒待ってから、再び電源ボタンを押して起動させます。
iMac Pro (2017)は、T2チップが採用されている関係上、 NetBoot サーバ (利用できる場合) から起動する機能が無くなっています。
Mac の起動時のキーコンビネーションそのため、NetBoot サーバ上のデフォルトの起動イメージを使う「N」キーを押し続けても何も起こりません。
iMac Pro (2017)には、専用壁紙「Ink Cloud.jpg」(5120x2880ピクセル、3.6MB)が含まれています。
ただ、macOS High Sierraの5K壁紙写真は144dpiなのに対して、このiMac Pro (2017)専用壁紙は72dpi仕様のためトーンが変わっています。
Audio MIDI設定でiMac Proのマイクを見てみると、これまでのMacでは入力2、2チャンネル/4チャンネル仕様だったのが、入力1、モノラルチャンネルに変更されています。
これは「Hey Siri」に対応するための仕様だと考えられます。
iMac Pro (2017)に採用されている「インテル Xeon W プロセッサー」は、通常モデルとは異なり、プロセッサー・ベース動作周波数が全て低いクロック数から動作する仕様に変更された特別モデルとなっています。
なお、Xeon Wは、インテル アドバンスト・ベクトル・エクステンション「Intel AVX-512」を搭載しており、AppleのAccelerateフレームワークもAVX-512に対応してるので、Xcodeのコンパイル速度などはクロック性能以上に高速化されます。
iMac Pro (2017)に採用されているGPUは、Radeon Pro Vega 56またはRadeon Pro Vega 64グラフィックプロセッサが、PCIe x16レーン接続で搭載されています。
Radeon Pro Vega 56のCompute Unit数56基(シェーダプロセッサ数3,584基)理論演算性能9,677 GFLOPS、キャッシュバス帯域幅410GB/s
Radeon Pro Vega 64のCompute Unit数64基(シェーダプロセッサ数4,096基)理論演算性能11,059 GFLOPS、キャッシュバス帯域幅484GB/s
iMac Pro (2017)の2TB SSDは、NVMExpress(リンク速度:8.0GT/s)で接続された、Apple製の2TB SSD(AP2048M)が使用されていました。
転送性能は、iMac Pro (2017) ベンチマークで紹介してます。
消費電力をサンワサプライのワットチェッカー「TAP-TST7」で計測してみました。
何も操作していない状態だと「182W」、CPU高負荷時の場合だと「241W」、GPU高負荷時の場合だと「454W」と表示されました。
やはり、ゲームPCと同じく、電力を消費するのはCPUよりもGPUのようです。
iMac Pro (2017)とMacBook Pro (15-inch, 2017)をThunderbolt 3ケーブルで接続し、USB PD給電量を調べてみたところ「15W」でした。
サポート情報「iMac、iMac Pro の外部の機能とポートについて」には、iMac (Retina 2017)項目で説明されている1 ポートあたり15Wの説明がありませんが、機能としては同じ給電量に対応しているようです。
写真:Macお宝鑑定団 江東支部