MacBook Pro (2018) ベンチマーク
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Geekbench(64bit)を使った「MacBook Pro (2018)」のベンチマーク結果を比較してみました。
比較データーとして、MacBook Pro (2017)の店頭販売仕様で計測したGeekbench 4計測データを使用しています。
更新日:2019年04月09日
MacBook Pro (15-inch, 2018)/Intel Core i9/2.9GHz(6 Core)を、MacBook Pro (15-inch, 2017)/Core i7 3.1GHz(4 Core)と比べた場合約1.5倍、MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)/Intel Core i7/2.7GHz(4 Core)を、MacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)/Core i7 3.5GHz(2 Core)と比べた場合約1.8倍速いという結果でした。
15インチは4 Coreから6 Core、13インチは2 Coreから4 CoreへとCore数が増加しただけの性能が得られている感じです。
Geekbench 4データ
・MacBook Pro (15-inch, 2018)/Intel Core i9/2.9GHz/32GB/1TBSSD/Radeon Pro Vega 20(4GB HBM2)
・MacBook Pro (15-inch, 2018)/Intel Core i9/2.9GHz/32GB/4TBSSD/Radeon Pro 560X(4GB)
・MacBook Pro (15-inch, 2018)/Intel Core i9/2.9GHz/32GB/1TBSSD/Radeon Pro 560X(4GB)
・MacBook Pro (15-inch, 2018)/Intel Core i7/2.6GHz/16GB/512GBSSD/Radeon Pro 560X(4GB)
・MacBook Pro (15-inch, 2018)/Intel Core i7/2.2GHz/16GB/256GBSSD/Radeon Pro 555X(4GB)
・MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)/Intel Core i7/2.7GHz/16GB/1TBSSD/Intel Iris Plus Graphics 655
・MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)/Intel Core i5/2.3GHz/8GB/256GBSSD/Intel Iris Plus Graphics 655
Geekbenchの「Geekbench 4 Compute」で、GPU性能を計測してみました。
macOSで計測出来るのは「Metal」と「OpenCL」ベンチマークとなります。また、GPUはCPU性能にもある程度依存します。
AMD Radeon Pro 560Xは以前のAMD Radeon Pro 560の名称に「X」を追加しただけのリネーム製品で、性能は以前と同じなのに対して、AMD Radeon Pro 555Xはストリームプロセッサが512基から640基に増え、テクスチャユニットは32基から40基に増えており、最大性能も1.2 TFLOPsから1.65 TFLOPsに向上しています。
MacBook Pro (15-inch, 2017)のビデオメモリが2GBだったのに対して、MacBook Pro (15-inch, 2018)のビデオメモリは4GBに増えており、GPU用メモリ容量の差が出る感じです。
macOS High Sierra 10.13.4からサポートされたeGPU性能も計測してみました。
これまでのeGPUベンチマークに、MacBook Pro (15-inch, 2018)/Intel Core i9/2.9GHz/Radeon Pro 560X + AMD Radeon RX Vega 64と、MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)/Intel Core i7/2.7GHz + AMD Radeon RX 580の計測結果を加えてみました。
今回の計測で分かったことは、Intel CoreのCore数によって性能差が出るようで、AMD Radeon RX 580をMacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)/4 Core Intel Core i7/2.7GHz(4 Core)と、MacBook Pro (15-inch, 2016)/Core i7 2.9GHz(4 Core)に接続した場合の比較は、あまり変わらない結果でした。
つまり4 Core仕様のMacBook Pro (13-inch, 2018)にeGPUを繋ぐと、MacBook Pro (15-inch, 2017)にeGPUを接続した場合と同等性能が出せることになります。
AMD Radeon RX Vega 64を、MacBook Pro (15-inch, 2018)/Intel Core i9/2.9GHz(6 Core)と、MacBook Pro (15-inch, 2016)/Core i7 2.9GHz(4 Core)に接続した場合の比較は、約0.8倍程度性能が上がる程度で、Thunderbolt 3接続性能の限界値に達し、性能差が出ていないと考えられます。
参照:Geekbench 4 Compute Results
2018年11月15日にMacBook Pro (15-inch, 2018)のGPUオプションとして追加された「Radeon Pro Vega 20」のベンチマークを計測してみました。
MacBook Pro (15-inch, 2018)/6 Core Intel Core i9/2.9GHzでのRadeon Pro 560Xと比較した場合、約1.6倍速いという結果でした。
ただ、eGPUの「GIGA-BYTE RX 580 Gaming Box」を使用した場合の方が圧倒的に速い状況は変わりません。
参照:Geekbench 4 Compute Results
AJA Video Systemsのディスクベンチマーク「AJA System Test」を使用して内蔵ディスクのベンチーマークを計測してみました。
MacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)/Core i5 3.1GHz/8GB/256GBSSDのドライブ性能は、Write 1506MB/s、Read 2241MB/sだったのに対して、MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)/Intel Core i7/2.7GHz/16GB/1TBSSDのドライブ性能は、Write 2734MB/s、Read 2843MB/sに向上しています。
搭載されていたフラッシュストレージは「APPLE SSD AP1024M」(1TB)が、NVM Express接続(リンク幅x4 リンク速度8.0 GT/s)されています。
4TBSSD「APPLE SSD AP4096M」(4TB)も、NVM Express接続(リンク幅x4 リンク速度8.0 GT/s)されています。
Write 2800MB/s、Read 2854MB/s性能で、性能差は無く容量の違いだけのようです。
Intel(Max Turbo クロック)
・Intel Core i9-8950HK/2.90GHz(Turbo 4.80GHz)
・Intel Core i7-8850H/2.60GHz(Turbo 4.30GHz)
・Intel Core i7-8750H/2.20GHz(Turbo 4.10GHz)
・Intel Core i7-8559U/2.70GHz(Turbo 4.50GHz)
・Intel Core i5-8259U/2.30GHz(Turbo 3.80GHz)
GPU
・Radeon Pro Vega 20(4GB HBM2)
・Radeon Pro Vega 16(4GB HBM2)
・AMD Radeon Pro 560X(4GB GDDR5)
・AMD Radeon Pro 555X(4GB GDDR5)
・Intel UHD Graphics 630
・Intel Iris Plus Graphics 655(eDRAM 128MB)
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