WWDC19のPro Studioで、Mac Pro (2019) について分ったこと #WWDC19
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。
Appleが、基調講演後に、メディア向けに「Mac Pro (2019)」と、6K Retinaディスプレイ「Pro Display XDR」のハンズオンを行った場所で、WWDC19の参加者を対象にした「Pro Studio」を行っていたので色々質問してきました。
Mac Pro (2019)、Pro Display XDR ハンズオン後、知りたかったことが中心の内容です。
LCコネクター式ファイバーケーブルが4本接続されたFibre Channel Host Bus Adapters (HBAs)が接続された展示機もありました。
触れないので仕様は不明ですが、上から3段目に増設されていることから、half-length仕様になるので、LPe16004 FC Host Bus Adapterのような製品だと考えられます。
AMD Radeon Pro Vega IIが2個搭載されている状態なので、背面側のThunderbolt 3ポートは合計で10ポートになります。(さらに、トップ面に2個ある)
Mac Pro (Mid 2012)のように、本体内にハードドライブを追加出来るのかと質問したところ、本体内蔵RAIDストレージとして、Promise TechnologyのFull-height MPX Module接続に対応した「Promise Pegasus R4i 32TB RAID MPX Module Kit」と、内部に簡単装着できる「Promise Pegasus J2i」が販売される予定だそうです。
付属する「Magic Keyboard(テンキー付き)」は、ベースはシルバーでキートップがブラック、「Magic Mouse 2」は、下側がシルバーで上がブラック、オプションの「Magic Trackpad 2」も、下側がシルバーで上がブラックという専用カラーとなっています。
アクセサリー充電のためにUSB-C Lightningケーブルが付属します。
このシルバー/ブラックのコンビネーションカラーモデルは専用製品となり、別売についての予定に関しては分らないそうです。
iMac Pro (2017)の時は、最初、同梱のスペースグレイモデルは専用品でしたが、後に単品販売がされました。
Serifの写真編集ソフト「Affinity Photo」(ベータ版)を使ったデモでは、アクティビティモニタのCPU使用率を表示して、Intel Xeon W-3275M(28 Core/56スレッド)が動いてる状態が確認出来ました。
PCI Express gen 3スロットに関して、スロットは汎用だけど電源も汎用なのかと質問すると、拡張カードは電源も標準規格に従ってるはずとのことでした。
Mac Pro (2019)はmacOS Mojaveがインストールされて出荷されますが、macOS Catalinaで実装されるMac Pro (2019)専用のMetal関連が先行して含まれるようで、デモ展示されているFinal Cut Pro XやLogic Pro Xは最適化中の開発版でした。
一部動かないエフェクトなどがあり、触らせてももらえないどこか、bildナンバーすら教えてくれませんでした。
FPGAまたはプログラマブルASICで構築されたハードウェアアクセラレータカード「Afterburner」は、ProResとProRes RAW専用のアクセラレーターカードで、他の処理では有効にはなりませんが、Xeonの性能に関係なく最大3ストリームの8K ProRes RAWまたは12ストリームの4K ProRes RAWを処理できるそうです。
他の処理には使えないのかと質問すると、将来については答えられないとのことでした。
Pro Display XDRはThunderbolt 3搭載Macならどれでも使えるのかと質問したところ、どのMacが使えてどのMacが使えないのかは分らないが、Mac Pro (2019)は確実に使えるとのことでした。
背面に3つあるUSB-CポートはUSB 2性能(480Mbps)ですが、Thunderbolt 3接続で6Kではなく5K解像度表示になるMacと接続した場合、USB-CポートはUSB 3.1 Gen 1性能(5Gbps)にアップするそうです。
Pro Display XDRはスタンドを含んでおらず、別売の「Pro Stand」(999ドル)か「VESAマウントアダプタ」(199ドル)を購入する必要があります。
Pro Standは、円盤型の磁気コネクタがディスプレイの背面に吸着し、Pro Standとディスプレイがしっかりと固定されるように設計されています。
取り外す時はスライダのロックを解除し、ディスプレイを大きく後ろに傾けて磁気コネクタから離し、そのままディスプレイを持ち上げると外れます。
Pro Studioには、Mac mini (2018)を8台ラックマウントされた状態の展示も行われていました。
QuantumのNVMeストレージ「F2000」と「Xcellisスケールアウト・ストレージ」に加え、4K UHDモニタなどと一緒に小型のサーバールーム風の展示がされていました。
放送局への導入が想定されていると予想されます。
Update:当初Mac Pro (2019) ラックマウントバージョンと紹介していましたが、誤りでした。