MacBook Pro (14-inch, 2021)をチェック
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Appleが発売を開始した「MacBook Pro (14-inch, 2021)」をチェックしてみました。
構成はMacBook Pro (14-inch, 2021)のUltimateモデル「MacBook Pro (14-inch, 2021)/M1 Max 10Core CPU/32Core GPU/64GB/2TB」です。
MacBook Pro (14-inch, 2021)は14.2インチ(対角)、3,024 x 1,964ピクセル標準解像度、254ppiのLiquid Retina XDRディスプレイを搭載しています。
最大1,000ニトの持続輝度(フルスクリーン)、1,600ニトのピーク輝度で、ProMotionテクノロジーによる最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応しています。
MacBook Pro (14-inch, 2021)は、新しい1080p FaceTime HDカメラの周辺にまでアクティブな表示領域が拡大されるようになっています。
macOSは画面上部にメニューバー表示が固定になっていて、その表示領域を上に拡大したことで、メイン画面の表示領域を拡大することに成功しています。
MacBook Pro (14-inch, 2021)は底面に「MacBook Pro」の刻印がされています。
これまでディスプレイ下にあったモデル名表記は無くなっています。
また、底面の足が大型化しています。
Appleシリコン搭載Macモデル用Touch ID搭載Magic Keyboardと同様に、MacBook ProのMagic Keyboardにフルハイトのファンクションキー列が採用されています。
そのメカニカルキーは、MacBook Air (M1, 2020)よりも感触が良くなり、二重に酸化被膜処理されたブラック仕上げとなっています。
Touch IDは、Appleシリコン搭載Macモデル用Touch ID搭載Magic Keyboardと同様に大型化され、センサー部分に細い触覚リングが埋め込まれています。
これにより、指の感触だけでTouch IDの場所が探しやすくなっています。
MagSafe 3となってMagSafe充電が復活しています。
これまでのMagSafe 2とは互換性がありませんが、5ピン仕様なのは同じです。
付属する「USB-C - MagSafe 3ケーブル」は、USB PD EPRに対応しています。
MacBook Pro (14-inch, 2021)の左側面には、MagSafe 3、Thunderbolt 4ポートx2、3.5mmヘッドフォンジャックが装備されています。
MacBook Pro (13-inch, 2019, Thunderbolt 3ポートx 4) モデルでは、3.5mmヘッドフォンジャックは右側に装備されていましたが、MagSafe 2最後のモデルとなったMacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)と同じ左側手前に戻りました。
MacBook Pro (14-inch, 2021)の右側面には、HDMIポート、Thunderbolt 4ポート、SDXCカードスロットが装備されています。
MagSafe 2最後のモデルとなったMacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)は、手前から、SDXCカードスロット、USB 3ポート、HDMIポートが装備されていました。
MacBook Pro (14-inch, 2021)/M1 Maxには「Apple 96W USB-C電源アダプタ」が付属しています。
MacBook Pro (14-inch, 2021)/M1 Pro 8Core CPUには「Apple 67W USB-C電源アダプタ」が付属しています。
MacBook Pro (16-inch, 2021)に付属するApple 140W USB-C電源アダプタをMagSafe 3接続した場合の最大充電入力は94Wまでとなることが確認できました。
搭載されているバッテリー残量が60%以下でも変わらないことから、MacBook Pro (14-inch, 2021)はApple 140W USB-C電源アダプタによる最大性能の高速充電には非対応となります。
スタジオ品質3マイク、2つのツイーターと4つのフォースキャンセリングウーファーの6スピーカーを搭載しています。
ハイダイナミックレンジステレオスピーカーを搭載しているMacBook Pro (13-inch, M1, 2020)と比べて空間オーディオ再生時の臨場感がアップしています。
MacBook Pro (14-inch, 2021)の排気スロットは、ファンクションキー列の下側にあり、Liquid Retina XDRディスプレイ面に当たって排出される仕様となっています。
Appleは、先進的な排熱システムにより、より低速のファン回転なのに50パーセントも多く空気を送り出し、日常的な作業なら、ファンは起動しないと説明しています。
MacBook Pro (13-inch, M1, 2020)の高さは1.56 cmなのに対して、MacBook Pro (14-inch, 2021)は1.55 cmで薄くなっているのですが、キーボードトップ部分に関してはMacBook Pro (14-inch, 2021)の方が厚みがあります。
MacBook Pro (13-inch, M1, 2020)と比較して、エッジがかなり丸みを帯びているのが分かります。
アルミボディを採用し2003年に発売された「PowerBook G4」似た柔らかさを感じます。
MacBook Pro (14-inch, 2021)のスケーリング解像度は、1024 x 665、1147 x 745、1352 x 878、1512 x 982、1800 x 1169が選べます。
Retina表示の最大解像度は、3600 x 2338で、4Kの3840 x 2160までは届かない感じです。
MacBook Pro (14-inch, 2021)はProMotionテクノロジーによる最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートがデフォルト設定となっています。
作業上でリフレッシュレートが可変するのが困るユーザーのために固定リフレッシュレートが選べるようになっています。
選択可能な固定リフレッシュレートは、60.00Hz、59.94Hz、50.00Hz、48.00H、z、47.95Hzとなります。
Blackmagic Disk Speed Testを使用して、内蔵ストーレジ性能を計測してみました。
結果は「Write:6393MB/s、Read:5272MB/s」でした。
MacBook Air (M1, 2020)の内蔵ストレージ性能は「Write:3094MB/s、Read:2764MB/s」なので、約2倍の性能があります。
MacBook Pro (14-inch, 2021)のSDXCカードスロットは、iMac Pro (2017)、iMac (Retina 5K, 27-inch, 2020)と同じUHS‑II対応となります。
リンク幅はx1、リンク速度は2.5GT/(312.5MB/s)となり、MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2015)のSDXCカードスロットと同じでした。
MacBook Pro (14-inch, 2021)/M1 MaxのメモリはLPDDR5-6400が搭載されています。
LPDDR5-6400は64bit幅で51.2GB/sなので、512bit幅のM1 Maxは51.2GB/s×8=409.6GB/sとなります。
協力:江東支部